「おくのほそみち」に関する企画の取材で、
まずは福井県の永平寺へ。
新緑がまぶしいほどの美しさ。
(携帯のカメラも進化したもんだ)
永平寺では、雲水さん(坊さん)の案内で取材。
曹洞宗の総本山だけあって
雲水さんの毎日は、これぞ修行!!
朝3時半の座禅や掃除に始まり、
料理、洗濯まですべて自分で行い、
21時から消灯の22時半までが唯一の自由時間。
テレビ、新聞、雑誌、PC、携帯など
情報とは全然縁のない暮らし。
食事は、朝=お粥、昼=一汁一菜、夜=一汁三菜。
精進料理のみで、魚や肉はおろか、
ネギやショウガなど匂いの強い野菜も×。
おそろしいほどの粗食。
最初の頃はめちゃめちゃ辛かったそうだけど、
入山してだいたい2ヶ月くらいで、
カラダの毒が全部流れ出るらしい。
以後は体が肉などを受け付けなくなるとか。
そのせいか、雲水さんはみんなお肌スベスベ。
デブや肌荒れはひとりもいない。
担当者は以前花粉症で心配してたのに、
入山以後は気にならなくなったとか。
本人曰く、忙しくてそれどころじゃないって。
当日は多少肌寒くて足が冷たく感じられたけど、
雲水さんたちは冬でも裸足で過ごすとか。
あの雪深い山の中で……。
それでも、忙しくて寒さを感じないって。
現在、永平寺には雲水さんが220人。
こんな若者達が現在もいたのか……。
宿泊は福井市のスーパー銭湯つきAPAホテル。
街自体はなんだか取り留めがなくって、
日曜の夜だからだろうけど繁華街は死んでた。
夕食は「織織屋」というセルフ炭火焼店へ。
鯖へしこ(糠漬け)や刺身、釜飯など、
食い物はどれもいい。
翌朝はAPAホテルで朝食。
お惣菜バイキングとでも言うべきか、
どれも手作り風でいい味付けに感心。
下手な旅館はかなわないかも。
意外なところでAPAホテルの底力を知った感じ。