伊勢と神様つながりで、一昨年の同時期に、
出雲大社に行ったことを思い出した。
過去にアップしたんだけど、
埋もれさておくのは忍びないので、
再編集してみた。
この旅(取材)のテーマは「神話を辿る」。
神話の地として有名なのは、
島根県の出雲地方。
アクセスは飛行機で米子空港へ行き、
そこからはレンタカー。
のどかな気分のままドライブしながら、
美保神社の祭神は、
事代主神(大国主神の子)と、
三穂津姫命(大国主神のお后)。
「美保造り」という名を残すだけあって、
社は古式蒼然とした感じ!
こちらは「国譲り神話」に由来する、
「青柴垣神事」「諸手船神事」が、
今も伝統的な祭として今も受け継がれている。
神話が今も生きている感じだ。
周辺地域を歩いてたら、
うまそ!
海に目を転じると、
大山(伯耆富士)が向こうに見え、
そのあまりにのどかな景観に、
ここは、素盞鳴尊(スサノオノミコト)が、
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治に成功し、
その後、櫛稲田姫(クシナダヒメ)と結婚し、
新居を構えた地といわれるところ。
祭神にちなんで、
地元では縁結びの神として崇められている。
神域内には「鏡の池」というのがあって、
水面に和紙(100円!)を浮かべて、
その上に10円玉を置き、
沈むまでの時間と、沈んだ場所によって、
思い人との相性や現状をを占うのだとか。
一応やってみたら、
ま、それなりの結果が……。
それよか目を奪われたのがコレ!
ご立派、ご立派。
その後、
八岐大蛇神話を訪ねて
やっというか。
ヤマタノオロチ公園ってのがあり、
お約束の石像もあった。
あまりロマンティックじゃないな……。
宿泊は松江・宍道湖温泉の安ホテル。
だけど、それがなかなかロケーションが良く、
ちょっと足を伸ばすと、こんな絶景が。
宍道湖に沈む夕日に燃える空。
神話のふるさとらしいドラチックな光景だ。
翌日は出雲大社へ!
神話では、この地にいた大国主神が、
「国譲り」の際に、代償として、
大きな宮殿を建ててほしいと要求し、
造営されたのが出雲大社という。
なるほど、どれをとってもスケールがでかい!
大国主神は別名・大黒さん。
ポピュラーな神様で、
縁結びにも力を貸してくれるとか。
蕎麦は香りが高く、ちょっと甘いつけダレも、
優しい感じがして美味かった。
昼食後、稲佐の浜へ。
ここは全国の神様が出雲大社に集まる神無月
(出雲地方では「神在月」と呼ばれる)に、
神様たちが到着するとされる砂浜。
さて、出雲といったら、
名物は出雲そば(しかない)。
なるほど曰くありそうな趣で、
厳かな雰囲気が満ちている。
なんて思いながら足元を見たら、
韓国からの漂着物がいっぱい。
神話の時代から現在に至るまで、
挑戦半島とは海の道を通じて
密接に繋がっていることを実感した。