この日の行き先は、

中山道と甲州街道が交わる下諏訪。

♪7時ちょうどの~「あずさ1号」で~
新宿から出かけた。

うかがったのは、
まさに中山道と甲州街道の交わるところ。



ここに立つ、昔ながらの風情を残す宿、

「みなとや旅館」。

著名人に愛された宿として有名で、
宿には白洲次郎・正子、小林秀雄、

岡本太郎をはじめ、
たくさんの人たちの足跡が残されていた。

それほど愛された理由は、

昔ながらの造りの宿にあり。

姿のみならず、その気風や料理に、
下諏訪らしさが充満しているのだ。


館内には、ここを定宿とした岡本太郎の書が!



庭に面した露天風呂、お見事!
無理なく自然と共存してる感じがいい。




食事は名物の馬刺しをはじめ、
下諏訪地方で食されている家庭料理がずらり。

見た目で圧倒するんじゃなくて、

じわじわと広がっていく滋味でもてなす感じ。


老夫婦が切り盛りする「みなとや旅館」は、
初めて訪れたにもかかわらず、

心の故郷に来たかのような気持ちになって、
不思議なくつろぎを味わえた。