相場検証
最近の日経CNBCはすごいぞ!
テーマ:投資戦略今回の株高円安について
今年1、2月、新規にヘッジファンドに入った資金の8割はCTA、今回まで、ヨーロッパの債務問題も深刻で、アメリカの景気回復もそう簡単にはいかないというポジションを(積極的に)積み上げてきた。
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しかし、想定外の出来事により、ポジションを解消をせざるを得なかったことにより、株高円安になった
想定外 年利1%・3年という超低金利でECBから借りたお金を、スペインやイタリアの銀行が、スペインやイタリアの3年物等の国債を買いにいった。まさかそこまでするとは思ってなかった
それにつられて、イタリア、スペイン、ポルトガル等の10年債利回りも低下。つまり、ドイツ国債を買って、イタリア、スペイン等の債券を売っていたポジショ ンを解消せざるを得なくなってきた
米ドル、ユーロを両方売ろうとすると必然的に次に流動性の高い円を買わざるを得なかった。日経平均を売って、アメリカ、韓国他の先物を買っていたりしていた。
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上記の債券市場の変動でこれらのポジション(為替、株式先物)の調整もせ ざるを得なくなった
実はヘッジファンド側からみれば、リスクオンだったものが、リスクオフになったということになる。
<草野氏の今後の見方>
ポジション調整の円の売り、日本株(先物含む)の買戻しはほぼ終わったのではないか。上記のようなヘッジファンドは、欧州の問題も米国の景気の問題もなんら片付いてないと見ている。今すでに、円は若干ではあるが買いに、株は買いが減ってきている。注意してみていかなければならない。
(以上、ブログ「▼・ⅴ・▼さま専用メモ帳」より引用)
話の内容よりも、このタイミングで弱気派代表格の草野氏が出てきたことが重要でした。前回の仕手株JMNC紹介同様、最近の日経CNBCの先見性は侮れません。JMNCで儲けさせてもらったにもかかわらず、不注意でした。
ちなみに、同日3/30のわたしのブログから引用すると、
ところで、相場に関してですが、火曜日に先物OPの買い建て玉を決済したとコメントして以来見送り状態です。3月権利取り、権利落ち分の買い(日銀によるETF買いも自動的に入った)等、ほぼ買いたい筋の流れは一応終了したと思われます。
私が利用している情報ベンダーによると、欧州市場では3月初頭から「株のアウトパフォーマンスを背景とした債券買い・株売りの裁定」が継続しているとのこと。さらに、「ドイツ国債買い・ポルトガル/スペイン/イタリア国債売りの裁定」という安全志向も散見されるので、4月以降の日米の相場に影響を及ぼすかどうか注視したいと思います。
相場目線が上向き状態のままで、今回は売りから入るという対応が少し遅れてしまいました。
ちなみに、4月頭の日経平均先物終値は10110円、ドル円83円、ユーロ円110.70円。本日終値は各、9040円、79.75円、103.55円です。
さらに、債券先物の値動きを見ると、3/16に安値140.99円をつけてから本日143.29円、日経先物の3/16終値は10060円、高値は3/28の10220円。こう見ると、債券が先に反応していて、株先は強気相場の勢いの余波が28日まで続いていたということになる。
自分で相場は弱いと書いていて、押し目買いで儲けてきた私の投資は、結果的に良くても大いに問題があった。短期トレードに徹していたから成功していたものの、完全に相場の流れに逆行していました。反省です。
ところで、経済活動の基本である電力に関して、政治家のあまりに頓珍漢な言動(特に大阪・この件に関しては橋下市長の言動には全く反対)に憂いています。
まあ、我々投資家はあくまでも自己責任が大前提で行動するので、批判の1つを言う暇があれば、相場の流れを読んだり銘柄発掘のための時間に費やす方がよっぽど賢明です。
金子洋一・民主党参議院議員(神奈川選出) ツイッターより
2012年5月1日 - 5:19
昨日、円が続伸で80円を上回った。日銀のバレンタインデー緩和が義理チョコだということが誰の目にも明らかになったからに他ならない。
2012年5月2日 - 8:50
【追加緩和1】追加緩和には効果がないことを喧伝する報道が増えている。市場の動きは確かに今回の追加緩和後は芳しくない。しかし、前回会合直後から次回は緩和するとマスコミにリークし続け、既に市場に織り込ませていることが大きな原因。
【追加緩和2】さらに、既に2月のインフレ目途導入直後の総裁会見、私などに対する国会答弁をはじめとしてこれまでと何も政策は変わっていないと連呼したことも、自らの追加緩和への市場の信頼をわざと削ぐ手段であった。
【追加緩和3】2月以降、1月と比較してベースマネーを6兆円も削っていることで日銀の意図は明らか。今後、景気対策としての追加緩和を求める声を小さくするように、わざと自らの追加緩和の効力を削っていることが原因。このまま放置すれば、銀行がつぶれるようなことがない限り緩和しないだろう。
【追加緩和4】日銀は、FRBなどの世界の中央銀行と逆に、金融政策が物価を上げるためには無力であることや、景気を刺激することはできないことを前提に行動していることは明らか。2月のインフレ目途導入は大きな効果があったことも明白。
【追加緩和5】こうした日銀の組織的サボタージュを二度と行わせないためには、日銀審議委員にイエスマンでない人を選ぶことが大切。さらには日銀法を改正して、世界の中央銀行と遜色のないガバナンスを樹立することがどうしても必要だ。
やっぱり、寄らば大樹?
日本では、成熟企業の方が株価が安定しているのみならず、そのリターンも高いという姿になっている。学生が大企業を就職先に選ぶことは、ある意味正しいのかもしれない。
今日はたくさんつぶやいています
ところで昨日、日銀当座預金残高の件ででつぶやきましたが、このサイトを見ると日銀の日々の金融調節がわかります。参考にして下さい。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/menu.htm
雑談
たまにはブログでしか書けないことでも。
今朝の日経1面のメガソーラー投資報道ですが、本当に必要なのは付随する蓄電装置の性能向上だと思います。ここをふっ飛ばして、ただ補助金という税金使って投資に走る企業が多すぎると思います。脱原発エネルギーへの多様化が本来の目的なはずなのに、どうも従来通りの胡散臭い雰囲気が漂っていると感じます。
まあ、投資を生業にしている私が、こんなことを主張すること自体、矛盾していると言えばそれまでですが、税金使って金儲けをしているわけでなく、すべてのリスクを背負って自己責任でやってるわけですから、税金を使う事業である限り、厳格な精査や、理念・責任の所在の明確化等は絶対に必要だと思います。
相場に関しては、こう着状態が継続しそうな感じではありますがよくわかりません。過去、ここで様々な相場戦略や相場観を紹介してきましたが、それは相当正確な情報でもあったと自負しています。
ただし、自分なりにその傾向を検証してみると、間違いなくある1つのことが首尾一貫しています。それは、「閃きによる相場勘をそのままブログで書いた時」ということです。
私の場合 、あらためて予想なんかすると、変な雑念(当ててやろうとか逆に間違いたくない等)が頭をよぎって、結局当たり障りのない論になることが多いです。
だから、私のブログ如きを見て下さる読者のみなさんよりも、実は私が一番、自分の閃きが書かれた話を投資に生かしたいと思っているのではないでしょうか・笑。
このブログでは中期的な相場の流れを、ツイッターではデイトレ・オーバーナイト中心のごく短期な流れを論じることができれば理想的だと思いますが、そこまでできれば絶対有料化でしょう・笑。
無題
ツイッターより
相場がこう着して暇なので、投資に関するものだけピックアップしました。参考までに。
NYダウを週足ベースで見ると、インテル決算週は過去必ず上昇しているというアノマリーby日経CNBC・瀬川氏。インテル決算は確か明日。とりあえずナイトセッションで日経先物安いところで仕込みましたが、どうなることやら。
相場コメント
日経平均は、1~3月のSQ日の翌週は必ずそのSQ値を上回ってきた。つまり上昇トレンドの継続。今週そのパターンが継続するか、それとも12月のようなパターンか。買いはSQ値上回ってからでも遅くないか。来週のFOMCや日銀会合まで催促相場継続するのか否か、見極めの週に。