皆様こんにちは。

 

今回から、自分が今ままで学んできた経験を少しずつお伝えできればと思います。

まだまだ慣れない部分も多々あり、稚拙な文章も多いとは思いますが、温かい目でご覧いただけるとありがたいです。

 

さて、私の経験をお伝えする最初のテーマは

 

PNF

についてお話しして行きたいと思います。

私自身の臨床の基盤になっている概念であり、「PNF✖️クラインフォーゲルバッハ」「PNF✖️マニュアルセラピー」といった形で、常にPNFをベースに患者様にリハビリを提供させて頂いています。自分自身の治療の軸が決まると、可能性は大きく広がりますよね。

 

STEP.1PNFとは

PNFを学んだことがない人に、

PNF」って聞くと何を思いつきますか?想像しますか?

という質問をすると、

屈曲・外転・外?内旋?・・・パターンを使うやつですよね?

といった答える人が多い印象です。

 

確かにPNFを習ったことがない人から見たら、パターンは特徴的に見えますし、特徴的だからこそ「PNF=パターン」みたいなイメージが定着したんですかね?

 

そこで、改めてPNFとは何かを考えていきたいと思います。

 

PNFとは

P:proprioceptive

N:neuromuscular

F:facilitation

の頭文字をそれぞれとってPNFと呼ばれています。

 

それぞれの意味としては、

 

P:proprioceptive=固有受容器

N:neuromuscular=神経筋

F:facilitation=促通

と訳され、まとめると

 

①様々な感覚受容器からの情報を通して

②神経や筋に情報を伝達することで

③身体の動きの改善を図る

 

事だと個人的に考えています。

 

つまりPNFとは単なる画一的な手技ではなく、どうやって感覚受容器に刺激を与えて、どこの神経や筋を働きやすくして、パフォーマンスの向上につなげるか、を常に考えて実践していくものだと思っています。

 

言い換えると、これらのことを意識して行ってさえいれば、誰もがPNFセラピストと言えるかもしれません(笑)。

 

とは言え、より質の高い物を提供していくためには、もっとPNFのコンセプト(概念)を知る必要があると思います。

 

そこで次回は、PNFのコンセプト(概念)の大枠について少し触れていきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

皆様、こんにちは。

初めてブログというものを投稿します。

ゆるーく、暖かい気持ちでご覧いただけると助かります。
 

 

PNFとの出会い 

私が以前勤めていた職場では、新人教育として先輩が後輩にPNFについて指導を行っていました。指導といってもPNFの一部(主にパターン)をいくつか練習する、といった感じでした。もちろんパターンはPNFにとって大事な要素の一つですし、それを練習することはハンドリング技術の向上にも繋がるのでとても良いことだと思ったのですが、問題はその後・・・

 

翌日の臨床で誰も実践していない!?

 

確かに習った物を訳も分からず患者様にいきなり提供するのは良くないとは思いますが、指導していた先輩も特に治療の場面で応用するわけでもないので、みんなで練習していた時間は何だったのだろうと感じました。また、それと同時に「ボバースコンセプト」等、その他のコンセプト同様、古くから世界中で継承されてきた「PNF」がそんなに使えないものなのかと疑問を感じるようになり、改めてPNFについて調べ始めたのがきっかけでした。

 

PNFをどこで学ぶか 

 

 まず最初に取り掛かったことは情報収取。主にインターネットで調べることから始めました。google検索に、

 PNF 

と入力すると、まぁーたくさん出てくること。そこから一つ一つ確認して調べていくと最終的に、

 

    

PNF学会

PNF協会

の2つに絞れてきたわけです。

それぞれの歴史はあるとは思いますが、私の認識としては、

PNF協会:

国際的な組織であり、世界中で教えられている内容に則って日本でも指導されている。インストラクターは日本人に限らず、海外のインストラクターが来日して指導を行うことが多々ある。

 

PNF学会:

日本独自の団体。PNFと聞くと一番最初に思いつくのが、こちらの団体を思いつくくらい日本国内での組織の認知度は高い。参考書も多数あり、PT協会の講習会にもよく出ている印象。

といった感じでしょうか(あくまでも私見です)。

ここまで来るとあとはどちらを選択するかが問題ですが、私が最終的に選んだのはPNF協会でした。PNF協会を選んだ理由としては、

 

  1. コースの為、積み上げ式に学べる事
  2. アドバンスコース以降は筆記・実技試験があり、合格が自信につながると思ったか
  3. 国際認定の称号が格好いいと思ったから(笑)

ですかね。

特に私が大事にしている所は、試験の有無です。確かに試験は嫌ですが、自分の理解度や成熟度を確かめる良いツールだと思いますし、何よりも自信を持って臨床に出れるのは大きいですね。せっかく高いお金払って勉強会に行くわけですから、何か形となって残ったほうが自分のモチベーションにも繋がりますしね。

勘違いしないでほしいのは、決してPNF学会を批判しているわけではなく、学会にも長所はあります。特に、パターンの有用性についてなど、学術的に研究も多くされているので、パターンの効果を調べるときにはよく参考にさせてもらっています。

要はそれぞれのメリット・デメリットを天秤にかけて、どちらが自分に向いているかを見極めることが大事なんでしょうね。

 

ちなみに国際PNF協会の日本人インストラクターは私が知っている範囲で現在6名しかおらず、活動拠点は以下の通りだと思います。

シニアインストラクター1名:東京

アドバンスインストラクター1名:東京

ベーシックインストラクター4名:東京・埼玉・鳥取・沖縄

半数は独立されている方なので、自施設で講習会が開催されるため、遠方の方には参加するだけでもややハードルは高そうですね。インストラクターの数もまだまだ少ないので、今後多くのインストラクターが誕生していくといいですね。

 

初回からダラダラと話してしまいましたが、こういった理由で私はPNFに出会い、無事に国際PNF協会認定セラピストになることが出来ました。

 

このブログは、自分の経験や知識をアウトプットする為に始めたので、次からはPNFのお話を少しずつ始めていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。