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zizzのブログ 〜40歳からのマラソン日記〜

趣味のマラソンのこと、家族のこと、日々思うこと。
日記を続けられたことのない私の、とりとめない日記です。

あるタレントさんがブログで、マラソン練習について読者にアドバイスを求めていた。
たった2週間ほどの練習でマラソンにチャレンジする企画のようで、練習もイヤイヤしていたところ早速膝を痛めてさらにブルーらしい。

「何がいけないのか?」「フォームが悪いのか?」と意見を求めていたが、考えるまでもなくただの準備不足・オーバーワークだろ。
「着地姿勢が…」「ミッドフット走法が…」などとまともに答える読者もいたが、おいおい、よく考えろ。マラソン本番まであと2週間、すでに痛めた膝の原因を探して何になる?
今最優先すべきことは「走るのをやめること」だろうに、その手のアドバイスは残念ながら2-3人のものだった。


この手の話を聞くたびに、テレビはマラソンというスポーツをネタにして何を伝えたいのか?と思う。
マラソンに限らないが、無理なチャレンジをさせて即席感動番組を作りたいのか、はたまたボロボロに壊れるタレントを見て笑いたいのか。
いずれにせよ、この手の番組のネタにされたスポーツへの敬意は微塵も感じない。
本来スポーツが持つ魅力や感動を伝えるつもりなど全く無く、なんなら誤った認識が伝わっても御構いなしってことか。


既出のタレントさんは「マラソン練習」がイヤでイヤでたまらないらしいが、そんなのマラソン練習じゃないから!
ただの自己満足の苦行であって、そのスポーツの特性のせいにしないで欲しい。
この方はもともとダンスを本格的にされる方のようだが、ダンスで同じことをされたらどう思うのかね。
「2週間後に全日本ダンスの予選に出ます(そんなの無理だけど例えばね)」的な企画があって、毎日10時間の無茶なダンス練習で足も腰も痛くなって、「ダンス嫌い!ダンス苦しいだけ!ダンス楽しくない、面白さがわからない!!」なんて言われたら、なんて思うんだろう。1つのスポーツにきちんと取り組んだことのある人が、そんなことも想像できないのかな。


無理をして身体を壊すのもランニング嫌いになるのも勝手だけど、「マラソンはしんどいだけ!面白さがわからない!」みたいなこと、軽率に言わないで欲しいものです。