私が尊敬する女史と飲みに行った時のこと。
巨大代理店にプロパーで入社し、現在もバリバリ働く中身は男のような美女。
とにかく歯に衣着せぬ物言いで、ホントにいつも目から鱗が落ちる。

ここ最近の宴の惨敗っぷりを報告して、頂戴したのが次のお言葉。

「30代後半で独身の男は、相当な駆け引き戦に耐えられないと無理」
「愛想良くしてる時点で、もう白旗上げちゃってる」
「下まつ毛にマスカラを塗りなさい」

大きな仕事をしてる男ほど、なかなか落ちない女に夢中になるもので、
簡単に落とした女はすぐに飽きられちゃうよ、と。

うん、頭では分かってる。
でもこの瞬間のこのチャンスはもう来ないかもと思うと、そんな賭けはできないの。
そう思ってる時点で、次のチャンスを遠ざけてるのかもね。

私は顔立ちが派手で、メイクが濃いと頭が悪そうに見えるから、
あえてナチュラルメイク風に下まつ毛は塗っていなかったんだけど、
「見た目はバカそうでも、中身しっかりしてる方が魅力的」なんだそうです。


まだまだ修行が足りないようです。むー
なんかここんとこ、何もかもが雑だー。
食事は偏ってる。お酒は浴びるように飲む。次の日に引きずる。
仕事は身が入らない。気怠い。でも夜になると物足りなくなって街へ出る。

こんなことずーっと繰り返してて、とっても嫌。
本質的に変わろう、と思ってはいてもなかなか変えられないのが人間。

ふと会社のトイレの鏡に映った自分を見て思う。

—————— わぁ。私、老けたぁ・・・

髪のツヤはかろうじてあるものの、
肌はくすみ、目の下のクマも濃くなってる。
姿勢も悪く、全体的に暗い。

そう、暗いの。

キュッと口角上げて微笑んでみるものの、やっぱ暗い。
というか、笑顔がぎこちない。。

リフレッシュが必要?
いや、それ以前に自分を見つめることが必要。
私、どんな人になりたかったんだっけ。


仕事を一生懸命して、毎日あっという間に終わって、
毎日美味しい食事やお酒を飲んで、次の日またビッとスーツ着て会社行く。


たしかに、そういう毎日続けてきたけど、
なんかやってみると違ったよ。
毎日、すごく寂しいよ。


あっという間に1ヶ月が過ぎて、1年が過ぎる。
色んな出会いもあれば、別れもある。
でも、そういうの全部車窓を流れる景色みたいに流れてって。
喜んだり悲しんだりする間もなくて。
振り返るとすごく遠くて、でもまた前向いて走り続けて・・・


今年は、いろんなこと大切にしたい。
人生を丁寧に生きたい。

そんな年度末。



今日は友人のブランドの展示会で某ホテルへ。
ここ、古いし2流なイメージあるけど、私はここの雰囲気好き。
シャンパンを飲みつつお洋服を見て、その友人と西麻布へごはん。

話題は「夜遊びの終焉」について。。

彼の属するアパレル業界では夜遊びする人が減っていて、みんな朝活なんだとか。
早朝に起きて、カフェで朝食食べたり走ったり。

確かに「朝活」って言葉は最近よく聞くし、健康志向の極みだなーと思いつつ、
私の周りはまだまだ夜忙しく飛び回ってる人が多いなぁと。

でも、夜遊びしないとなると何か艶めいたハプニングとかなくなるじゃん、って話しになり、
「そうなんだよ!もうつまんないよ」と友人は大賛同(笑)

お酒のイキオイとかなくなるし健全で、まぁ無駄がなくて合理的な感じするけど、
男と女って、すったもんだとかあるから面白いわけで・・・
・・・ていうような発想はもう古いのかな。

こうやって無味乾燥な感じがスタンダードになってくのね。
まぁ、これも不景気の産物なのか。うむむ・・・