なんでもが「激安」な今日この頃。
食品もニセモノだらけ。
中でも個人的に困るのが個人的に好物なひき肉料理。
シュウマイ・ソーセージ・餃子・メンチカツ等々。
いつの間にか知らないうちに不味くなったなあ・・・と思っていたら、メインの食材に多くの大豆加工品が混入していた。
決してオーバーに言わなくてもひき肉と思っていたもののほぼ半分以上が大豆加工品を中心とした植物性タンパク質で占められていて、肉肉しいなんてありえない世界になってしまっていたのである。
まあ、ソーセージに関してはとりあえず「シャウエッセン」を買っておけばとりあえずほぼ豚肉だし、メンチカツはそんなにしょっちゅう食べたりはしないので我慢したとして、困るのはシュウマイと餃子である。個人的には餃子よりもシュウマイのほうが好みなので、スーパーに行くと片っ端から手に取り裏に表示してある原材料名を確認するのだが、僕が行く近所のスーパー数件で販売しているシュウマイは、まず100%豚肉メインではなく、鶏肉メインの次に豚肉そして植物性タンパク質。
僕の求めるシュウマイ原材料=豚肉、玉ねぎ、調味料、以上。なんてものは存在していないのである。
僕にとってのシュウマイは、あの崎陽軒のシウマイと、1年ほど在籍していた某ホテルの中華料理店の豚肉と玉ねぎのみ使用のシュウマイなので、スーパーで買った食べるたびに「おいしくない、おいしくない」と言い続けているのは苦痛でしかなかった。
まあ、チェーン店ではない町中華で食すればごくごくたまにおいしいものに出会えることもあるのだが、そもそもそんなに人気メニューでもないから手作りでないものも出てきたりして、期待値が高い故余計に悲しくなったりする。
しかし、ある日簡単なことに気づいたのだった。
そう、自身で作ればいいことなのである。ひらめいたと同時に足はスーパーへ。市販のシュウマイ皮と豚ひき肉、玉ねぎを購入して作り始める、形は悪いがなんせ豚肉と玉ねぎのみの待望のシュウマイである。美味しくないはずがない。せっかくの手作りのシュウマイを電子レンジでチンするのもどうかと思うが、といって蒸し器もない。思案の末、土鍋とざるで蒸すことに。
結果ほぼ思う通りのシュウマイを作れたことには喜びしかないけれど、土鍋の水加減を誤って、たった1度のシュウマイづくりで結構な値段だった土鍋を失うことに・・・・空焚きをして割れてしまった・・・・。
それ以来手作りも断念して、相変わらずあまりおいしくないスーパーのシュウマイと東京に住んでいる息子に帰京の際必ずお土産でもらう崎陽軒で我慢の日々である。