この週末は、2つの演奏会に行きました。
ピアノデュオと、ヴァイオリンのリサイタルです
今はYouTubeとかでいくらでも一流の演奏が聴けますが、音の響きや音色や合わせる時の呼吸、その場でしか感じられない生の音楽の力はやはりすごいですね!
ppの緊張感や音色が変わる瞬間は、実際に目の前で聴くからこそ感じられるもの。
音楽を聴くこと、音楽を感じることは楽器を弾くのにとっても大事。というか、それがないと弾けない
生徒さんたちにも音楽をたくさん聴くように
言っています。
ヴァイオリンはもちろん聴いてほしいけど、
バリバリのクラシックじゃなくてもいい。
オケでもブラスでもピアノや他の楽器でも。
オペラでもボカロでも演歌でも
音色の引き出しを増やしてもらいたいので、
たくさんの音楽に触れてほしい
私が子供の頃は、母が生協で買ったピアノ名曲集のカセットテープ(時代…)を毎日毎日聴いていて、お気に入りの曲は何回も何回も巻き戻して、スピーカーに耳ひっつけて聴くから、母に耳が悪くなるよ!って怒られてましたね。
ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女を聴いて、
「宇宙の音だ…」
って思ったのを覚えています。
ドビュッシー大好きになりました
今思えばおもちゃのカセットプレイヤーでしたから、音質サイアクでした
でも夢中な子供はそんな事気にしない。
(しかも習っていたピアノの先生に、ここにある曲全部弾いて!ってムチャぶりした)
ヴァイオリンに出会ってからは、お小遣いの全てをヴァイオリンやオケのCDに使い果たし、家ではCDプレイヤーにかじりつき、外出したらウォークマン(なつかしー!)で聴きまくり、常に音楽が頭の中ぐるぐるしている中高生でした。
ジャンルもクラシックだけじゃなく、洋楽、ジャズ、映画音楽もよく聴いたし、タワーレコードのクラシック売り場なんて庭のごとくウロついていましたねー
演奏会に行くようになったのは、高校生くらいからだったと思います。生スゲー!ってなりました。そりゃそうだ。
うちは私以外音楽やっていなかったからか、小さい頃に演奏会に連れて行ってもらうとかはなかったです。美術館はよく連れて行かれてましたが。
楽譜もよく買いましたね〜。
ピアノで西村由紀江さんとか久石譲さんとか、一時期めちゃくちゃハマって、練習そっちのけで弾いてました
久石譲さんの曲は小学生の頃に初めて聴いて、それまで聴いたことのない音の響きにめちゃくちゃショックを受けて、それからジブリの楽譜とか買ってもらって取り憑かれたように弾いてましたね…
ラピュタの音楽が好きすぎた。
スコアの存在を知ってからは、オケやコンチェルトでヴァイオリンがどういう動きをしているのか気になって、別に弾く予定はないけど買ってきてCD聴きながらスコアにかぶりついてたり。
こうやって書いてみると、だいぶヤバイ子供ですね
まあ、好きなんです。好きなものにはのめり込むもんです
音楽の引き出しが増えると、たとえば新しい曲を練習する時に、「こんな風に弾きたいな」「こんな音色にしたいな」とイメージしやすくなります。
「こんな風に弾きたい」がまずあって、
それを助けるのがテクニックです。
ボウイングも音階もエチュードも、
「こんな風に弾きたい」を叶えるために必要なもの。
自分の好きな曲、自分の思うように表現して
弾きたいじゃないですか
理想と現実はなかなかに厳しいこともありますけど、(っていうかキビシイ)
音楽をたくさん聴いて感じて、引き出し増やして、自分が表現したい音を一音でも出せた時の喜びは、そりゃもうすごい感動なんですよ!
わぁーって感じ。(語彙力ゼロ)
生徒さんたちにも感じてもらいたいなー
そのために、私は指導の引き出しを増やさねば!