壁にぶち当たっている生徒さんがいます。
原因は脱力できないこと。あれこれやっていますが、まだ時間はかかりそう。
大なり小なり、みんな壁にはぶち当たります。
練習してるのに弾けるようにならない。
言われた通りやっているつもりなのに、うまくいかない。
私もさんざんぶち当たり打ちのめされてきたので、よくわかります。で、振り返ってみると、先生に言われたことが根本的に理解できていなかったのだろうと。理解っていうか、納得してない。
言葉としてはわかる。感覚的に納得してないって感じでしょうか。
自分が納得していないことってできないですよね。
私の師匠が言うことって、すごくシンプルで、「え?そんなことで?」っていうやり方や考え方で、シンプル過ぎて、最初ちょっと疑ってしまうんです笑
長年、左肩と腕の痛みと、ここ数年はジストニアのような症状で左指に力が入って動かなくなり、ビヴラートができなくなり。自分ではどうすることもできず、師匠に助けを求めて、筋弛緩剤を飲みながらのリハビリレッスンで、ようやくバイオリンを弾くにあたっての「脱力する」意味がわかってきたように思います。今まで本当にわかってなかったんだなと。
なんていうか、苦しみもがいている時に、
「出口はここだよ〜!」って教えられてるのに、「いやいや!そんな所に出口があるわけない!もっと違う出口があるはず!」って思って、もっと深い所まで行ってしまう…みたいな。言われたアドバイスに納得できていない。
なんかね、思い込みがあるんですよ。
弦はしっかり押さえないといけない
楽器がグラグラしないように顎でしっかり挟まないといけない
音がかすれるから、もっと弓を押さえないといけない
とか…
今、壁ぶち当たり中の生徒さんも、長年のそういった思い込みがあるんだと思うんですよ。自分の気づかない奥深いところに。
で、講師としてはなんとか楽に弾けるようになってほしいと思って、色々とアドバイスしてみるけど、どれも生徒さんに刺さらない時、無力さを感じるわけです。引っ張り上げる力がないと。
で、まあ落ち込みますが、落ち込んでもやることはひとつなんですね。
わかるまで、言い続ける。
「あっ、こういうことだったのか」
わかるまで。納得できるまで。
私も師匠からそう教えられてきたし、まだまだわかっていないことがたくさんあるので。
しかも、一回できたからずっとできるものじゃないから、何回も何回も繰り返し、納得して積み重ねていくものなんですよね。
長いわ〜〜〜![]()
だからこそ、続ける意味があるんですね。
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