今回はちょっと真面目なお話です。
「就業ビザ」について。
先日やっとこさ「外国人居留許可証」を手に入れることができ、中国での就業・居住の許可がでました
はれて中国と海外を自由に行き来ができます
申請を始めてから4ヶ月ぐらいですかねぇ・・・
特に問題があったわけではなくスムーズにいったと思うのですが・・・やっぱり時間がかかります
そんなお話です。
これはシンセンで就業ビザ(Zビザ)を取るための1つの例です。地域が変わればまったく違う手続きが必要になると思います。また、刻一刻と必要な書類も変わります。中国の担当者によっても違いますし、今日と明日では必要な書類も変わるという、「いい加減にしてくれ!」ということが日常茶飯事のようです。
<ビザとは?>
パスポートがあればほとんどの外国に入国できます。ビザって何?それいるの?そこから始まりました。
パスポートとは、それを所有している人物が日本人であることを証明するものです。発行者は日本国です。
ビザとは、訪問先の国がその人物の訪問を許可したという証明書です。発行者は訪問先の国の在日大使館などです。
でも海外旅行に行くのにわざわざビザなんてとりませんよね。それは日本国の信用があるからです。たいていの国にはビザ無しで2週間ぐらいは滞在できます。それは「日本人なら不法滞在はしないだろう」という信用があるからなのです。ビザを発行する理由には外国人が不法滞在をして不法就労をして自国民の職を奪うことを防ぐ意味もあるからです。
<就業ビザ 日本ですること>
基本的な流れとしては・・・
日本でZビザを取得する → そのZビザで中国に入国後、外国人居留許可証を入手する
この2つです。
まずは日本で「Zビザ」を取得しましょう。
ビザの申請は旅行会社が代行してくれます。必要書類とパスポートを旅行会社に渡せば1週間ぐらいでできあがります。必要書類とは何か?旅行会社に問い合わせれば「一応」必要な書類を教えてくれます。
ここでまずつまづきます。
「外国人就業許可証」「招聘状」「外国人身体検査記録」・・・なにそれ?どうやってとるの?
それがなにか?それを取るためにはどんな書類が必要なのか?
旅行会社に聞いてもあやふやな答えしか返ってきません。結局、彼らもわかってないのです。
まずは出向先の海外支店の人間を動かすことです。
「外国人就業許可証」→出向先の支店がある場所の地方政府が発行する書類です。文字通りの書類です。
まずはこれを取得します。どんな書類が必要になるかは、海外支店の人間がその属する地方政府に確認します。その書類を提出しましょう。受け身でOKです。パスポートのコピー・履歴書・証明写真・社歴書(これは総務にお願いして社判つきのもの)・卒業証書(卒業式の時にもらうヤツ。なければ、卒業した学校に卒業証明書を発行してもらう。学校のホームページに取得方法が書いてあると思います。)など。その他に海外支店がその支店に関する書類を用意して提出します。これだけで結構時間がかかります。2~3週間ぐらい?
「招聘状」→出向先の支店がある場所の経済貿易局(?)が発行する書類です。「Invitation Letter」や「査証発行許可通知書」などともよばれます。これは「この日本人じゃなければダメなんです。だから中国で就業させます。」+「ということで、この日本人が中国で就業ビザを申請をすることを、許可します。」という書類です。この書類は「外国人就業許可証」が無いと申請できません。「招聘状」の申請時にも日本から書類を提出する必要があるので、海外支店に問い合わせましょう。受け身でOKです。パスポートのコピー・履歴書・証明写真ぐらいだと思いますが。これもまた時間がかかります。2~3週間ぐらい?
結局、担当者の気分によって毎日必要な書類が変わるような国ですから、言われた書類を提出するしかありません。とにかく出向先支店の人に頑張ってもらうしかないのです。今回の場合も、担当者は何回も呼びつけられ「あの書類を持ってこい」と言われ・・・揃えて提出したら数日後に「これはやっぱりいらない」「違う書類がいる」などなど。。。大変だったようです。それが見えない日本では「まだか!まだか!」と焦るわけです。
この2つの書類が手元に届いて、やっと日本で「Zビザ」の申請ができるわけです。
「外国人身体検査記録」は「外国人就業許可証」があればいらないと思います。
焦って「日中友好病院」で検査を受ける必要はないと思います。
申請して約1週間でやっと「Zビザ」が手に入ります。
さぁ出国しましょう!
<外国人居留許可証 中国でやること>
「Zビザ」は入国可能回数が「一」になっています。これは1度中国国外に出てしまうと、そのビザが失効するということです。どんな理由であろうとも、1度中国を出ると・・・また日本で1からやり直しです。。。
香港にも行けません。うっかり中国を出ないように気を付けましょう。
「Zビザ」で入国後、1ヶ月以内に「外国人居留許可証」を取得しなければ、これまたビザは失効します。日本で1からやり直し。。。とりあえず仕事はさておき、ビザ関係を片付けましょう!
まずは「住所の確定」です。
住む部屋を速く決めましょう。部屋を見に行って、あれやこれやと悩んでる時間はありません。とっとと決めてしまいましょう。シンセンの家賃は恐ろしい勢いで上昇しています。基本的に契約年数は1年。来年家賃相場が上がった時にすぐ値上げできるように、もっと高い家賃で借りる人が出てきたときにすぐ出て行ってもらえるように、ほとんどの物件のオーナーは1年契約を提示するようです。
次に「健康診断」です。
「居留許可証」は公安の管轄です。指定された病院で健康診断を受けます。日本で健康診断を受けていてもその書類は無効とされる可能性があります。指定された病院で検査をうけたほうがスムーズでしょう。役所の息がかかったところでやるのが1番です。そういう国ですから。450~500元ぐらいかかります。病院はちょっと古めでしたが、カルテをPC管理して各検査室でデータ共有するような感じでした。思ったよりもハイテク。でも検査室のすぐそばに灰皿が設置してあるという・・・やはり謎の国です。採血・歯の検査・視覚・聴覚・エコー・身長・体重・尿検査・血圧などなど。パスポート・パスポートのコピー・証明写真が必要です。結果がでるまで1週間ぐらいかかります。
そして「面接」です。
この間も現地の総務担当はあれやこれやと書類の提出をもとめられるようです。健康診断の結果を提出して・・・公安で面接です。あらかじめ記入するアンケート書類のようなモノが渡されます。家族構成・海外への渡航経歴・日本の会社の住所・仕事内容・中国の会社の住所・仕事内容・会社での身分・犯罪経歴・政治結社への所属経歴・軍隊への所属経歴などなど。英語で記入しました。
で・・・面接です。
公安へ出向き・・・1時間ぐらい待たされ・・・
待ってる間に怪しいアラブ系の黒人が5~6人申請に来てました。
就業ビザでしょうねぇ。
最近、外国人の就業ビザ申請が多いようで、公安もなかなか簡単にはOKを出さないようです。外国人のコントロールが効かなくなるので、人数を増やしたくないようです。地震以降、日本人の申請も増えているらしいです。
こ~んな個室で面接官と1対1で面接
英語を覚悟していましたが、日本語がペラペラの女性でした
中国での仕事内容・なぜあなたが必要なのか・日本人は何人いるか・業務内容などなど。
10分ぐらいかな。
その後、総務の人が呼ばれ、私は退出。
出てきて「どうしたの?」と聞くと、「また書類の提出を求められた」って。「社員の総人数に対して日本人が多すぎる」だと。
この時点で、入国からすでに3週間経過・・・
のこり1週間でまた書類の提出って・・・大丈夫か~
ちょっとドキドキの数日を過ごし・・・
そして何とか残り2日で公安から許可がおりました・・・」
総務担当者は公安に飛んで行って、その足で今度は「労働局」へ。
それでやっと手続き完了。
やっとこさ「外国人居留許可証」がとれました・・・
今回のビザ申請でわかったこと。
・とにかく出向先の人間に動き回ってもらうこと。
日本でやることはそんなにありません。すべて現地の指示に従って書類を提出するぐらいです。
・経験者でないとわからない
かなり疲れます。。。先に出向している日本人がいれば色々と教えてくれるはずです。
日本の総務では的外れな指示しかできないことも考えられます。とにかく経験者を頼りましょう。
・簡単ではない
中国での就業ビザ申請が多発しており、中国自体が非常に慎重な態度になっています。
数年前の知識や経験が通用しないかもしれません。本当に大変で疲れます。
今後はもっと厳しい審査になることが予想されます。
とにかく大変な作業です。
外国で就業ビザを取るということは、その国の国民の働き口を1つ奪うということです。
簡単なことではありません。
また・・・今回書いたのは、あくまで1つの例です。
語句説明など、適切ではない部分もあるかもしれません。
これを鵜呑みにせずに、あくまでも参考程度としてください。
私も中国での就業ビザに関して、ネットで色々な情報を読みましたが、よくわかりませんでした。
このブログも1つの例として、少しでもビザの取得を考えている方のお役に立てばと思います。
やっぱり最後は自分で勉強するしかないんですけどね。