懺悔その11(神奈川のひと・・・) | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

懺悔その11(神奈川のひと・・・)

神奈川のNさんごめんなさい。
岡山から出てきて初めてのデートは君だった。
long long ago・・・あの時、悲しい思いをさせてしまったね。
その頃、休みの日になると毎週のように友達とスケート場に通っていた。
出会いは箱根のスケート場、たけちゃは君を、友達は君の友達と付き合いが始まった。

君の家は、たけちゃが住んでるところから歩いて行けるぐらいの近くだった。
休みの日には君の家に通うのが日課になってしまったよ。
君のお姉さんたちと一緒に丹沢へハイキングへも行ったよね。
みんなで大きな声で歌を歌いながら歩いた。なんだかとっても楽しかったぁ。

その頃は、まだ若すぎたけど・・・この子と結婚して地元の古くからの家にはいって、子供をたくさん作って、平穏な暮らしが続くのかなあぁって、そんなことを思ってた。それはそれで、とっても幸せな人生だったかもしれないな。

でも、引っ越しが二人の運命を分けてしまったよ。
今思えば、引っ越しが二人の別れの始まりだった。
別の事情だけど、別の夢を追いかけていたのかも。

君は転居先にも訪ねてきてくれた。真夏の暑い日だった。未亡人の2階の下宿だった。
君とは両思い、プラトニックだったけど、その日は君と並んで座ったとき・・・
・・・すこし話が途切れてしまったとき・・・たけちゃは君を押し倒したんだぁ・・・
キスしようとした、ブラウスの前に手をかけた、君に覆い被さって・・・・・・・・・

半年以上付き合ったけど、この恋は成就しなかった。
処女だった君は激しく抵抗し、cherry boyのたけちゃも抵抗示された後の一手が見つからなかった。
とても気まずかった。その後は無言で・・・送っていこうとしたけど・・・拒否する君に耐えられなくなって、途中で分かれてしまったね。それから音信不通になってしまった。

デート回数も減ってきていた。でも君は訪ねてきてくれた。
そんな君の気持ちも考えず、狼になってしまったたけちゃ。
ホントは気持ちが離れてたのを感じていたんだ、きっとね。

みんな、みんな、たけちゃが悪いよ。
神奈川のNさん本当に本当にごめんなさい。