先日、小樽へ行った時に「今まで通った事が無い通り」を散策しました。
土蔵が見えたので写真を撮って、前へまわって土蔵がある家を見たら、その家は詩集「雪明りの路」の著者伊藤整ゆかりの建物、旧衣斐質店でした。
ぶらぶら散策していて、突然、伊藤整ゆかりの建物の前に立っている。
これは何かの縁(運)なのかもしれません。
私は縁(運)を大切にしているので、こうゆうことはよくあります。
その旧衣斐質店の前に解説がありました。
◎旧衣斐(いび)質店解説文より
大正15年 伊藤整は初めての詩集を出すにあたり「生涯の親友」川崎昇にその書名を相談し、川崎の意見を入れて「雪明りの路」としました。
その3年前の大正12年初夏、伊藤整が川崎昇と雑誌「青空」の復刊費用を捻出するため花園公園通りで「花と高商石鹸」を売る夜店を出した時に拠点としたのがこの「衣斐質店」です。
二階の四畳半で金勘定する場面が自伝的小説「若い詩人の肖像」に描かれています。
大正12年初夏、伊藤整はまぎれもなくこの建物の中にいました。
そう思いながら建物の写真を1枚撮りました。
これも何かの縁なので、伊藤整の「雪明りの路」、「若い詩人の肖像」を図書館から借りて読みます。
もし私が小樽へ行かなかったら、もし私がその道を通らなかったら、もし私が土蔵に気づかなかったら、もし私が土蔵の前へまわり建物を見なかったら・・・私は伊藤整の「雪明りの路」、「若い詩人の肖像」を生涯読むことは無かったかもしれません。
縁(運)は人ばかりではありません。
