前回の記事(『労働法専門記述対策1)(→https://ameblo.jp/takayukiyasuda515/entry-12441567774.html)からかなり空いてしまいましたが,専門記述対策2(事例問題分析のコツ)を書いていきます。

 

今回は,個別的労働関係についてみていきます。

 

・使用者ー〔労働契約〕ー労働者

 

・使用者→〔就業規則


・使用者ー〔労働協約〕ー労働組合(労働者が団結して結成)

 

・使用者ー〔労使協定〕ー過半数組合or過半数代表者

ex.三六協定

 

以上の太字にした部分が,当事者間の契約や法律関係に対して,どのような影響を与えるのかを確認しておきましょう

 

事例問題では,上記の規範がどのように取り扱われるのか,という点を的確に処理することが求められます(択一式でも同じですが。)。この辺りで差を付けられないように気をつけましょう。

 

就業規則と労働契約の内容が異なっていた場合の処理,労働協約と就業規則の内容が異なっていた場合の処理,労働協約と労働契約の内容が異なっていた場合の処理などを理解しておきましょう(記述だけではなく,択一式でも必須の知識です)。

 

この「異なっていた場合」という意味ですが,複数の意味があり得るので注意しておきましょう。

契約より就業規則の方が労働者に有利な場合,就業規則の方が契約より労働者に有利な場合,など,「異なる」といっても労働者に有利かどうかで結論が変わってくる場合があります

 

改めて,テキストの内容を確認しておきましょう。

 

なお,以下の書籍については,記述のある公務員受験生にも読んでいただきたい内容です(講義を受けていれば問題なく読めますし,独学者にもオススメの1冊です。)。

最新版は法改正にも対応するので,安心です。