■ 労働法専門記述対策は?
最近質問を受けることが増えてきたので共有しておきます。
労働基準監督官を目指される場合,「労働法の専門記述」があります。
これについては,やはり独自の対策を行う必要があります。
この記事では,その具体的方法を書いていきます。
■ まずは過去問
専門記述対策を行うために,まずは「過去問」を見るようにしましょう。
その上で,構成を知ることが重要になります。
平成30年の問題構成をみていきます。
(1) 労働法に関する次の①,②,③の用語について,それぞれ 100 字程度で説明しなさい。
(2) Y社は,その事業場の過半数の労働者が加入するX労働組合との間で,次の①~④の行為をしていた。
……本事例において,Y社が行った①~④の行為が,それぞれ労働組合法上の不当労働行為に該当するかどうかについて,法律及び判例に照らして,理由も含めて簡潔に記述しなさい。
(3) 労働基準監督署Xに対し,管内のA社に勤務する労働者Bから,以下の相談が寄せられた。
……労働者Bに対するA社の取扱いについて,労働基準法に照らし,問題点を記述しなさい。
このように⑴で用語説明,⑵および⑶が事例問題となっています。
現段階でもすぐにできるのが⑴の対策です。
これについては,テキストの「見出し」をみて,概要を書くことができるのかをチェックしていきましょう。
なお,過去問とその答案例については,L社やT社のものが「専門記述労働法」と検索すれば出てきます。
ダウンロードして活用しましょう。
次回以降,専門記述労働法の「事例問題」のコツを書いていく予定にしています。
■ 書籍紹介
※ 過去3年分は通して問題を解いておきましょう。
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