丹後100kmウルトラマラソン完走への道

丹後100kmウルトラマラソン完走への道

マラソン歴4年。
ゆるランナーながら、丹後100kmウルトラマラソンに魅せられ、挑戦も2014、2015と惨敗。
懲りずに来年のリベンジに向け毎日を送っています。

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2013年、60㎞に参戦、ギリギリで完走し感激、感動したのをきっかけに、丹後ウルトラマラソンにハマり、2014年100kmに挑戦するも、56km過ぎでリタイア。

2015年の今年、リベンジに向け準備をしてきました。

昨年と大きく違うのは、心の準備。
完走した方から聞く、諦めない気持ち。

今年は這ってでも完走します。と周りに宣言し、絶対いってやると意気込んでいました。

スタート。

前半からイキ過ぎない様にと思いながらも、気持ち良さと興奮と想いを抑える事はできず、初めの七竜峠の下りで飛ばし過ぎて、20km手前には左脚の付け根に痛みが出てきました。

ウルトラマラソンに痛みは付き物。遅かれ早かれどこか痛み出すものと、言い聞かせ、あまり気にせず、30kmの第1関門を3時間30分と良いペースで抜けました。

しかし、2回目の七竜峠越えの42.195km地点で止まり、ジェルの補給や屈伸など身体の確認をしていた時に、痛みが普通のものではない事に気付きました。

左脚を上げる時に強い痛みを感じ、地面に着ける時にもっと強い痛みを感じました。
ただ気持ちは切れませんでした。

浅茂川漁港のエイドでマッサージを受け、うどんを2杯食べ、コーラが無い事にがっかりしながら、第2関門を目指しました。

気のせい、気のせい。
痛みをごまかしながら。

第2関門の弥栄庁舎には12時5分着、関門時間の20分前。余裕は無くなってましたが、諦めてませんでした。

気のせい、気のせい。
と思いながらも、脚を着く度びの激痛に、上半身にかなり力が入っているのに気付きました。

周りのランナーも一緒。
こう思う事で、前に進む力に変えました。

60㎞過ぎ、丹後ウルトラの名物、急な上り坂の始まり。歩きはやむを得ないと決めてましたが、歩きすら辛い。

諦めなければ間に合う。
周りのランナーと声を掛け合います。

間に合えば、間に合うでしんどいな。
その時はその時。
いろんな感情と戦っていました。

碇高原への1回目の急な上り坂を過ぎ、急に身体が軽くなりました。

走れる。

なぜだか今までほど痛みが気にならなくなり、坂道を走っていける様になりました。

第3関門3km手前で関門時間に。

行けると思った時にはもう遅かった。
今年も碇高原を通過できませんでした。


途中、激坂を走っては止まり、また走り出す。決して歩かない女性の姿に勇気をもらいました。

僕も人に勇気を与えられる様な走りをしたい。

また来年挑戦します。