またもや美術品を狙う悪者が現れました。

灰色の巨人とは何者でしょう。そんなに大きな怪物なのでしょうか。
東京のデパートで〈志摩の女王〉という真珠の塔が盗まれました。
犯人は階段を上って、屋上へ向かいます。
そしてアドバルーンを使って逃げ出してしまいます。
警官隊が追いついたとき、既に犯人の姿はありませんでした。
おや? この手紙は何でしょう。
灰色の巨人は美術品を収集するのが好きなようです。
数日後、灰色の巨人は銀座の宝石商にある宝石を狙ってきました。
真夜中に不気味な小男が宝石商に現れます。灰色の巨人の仲間に違いありません。
小男の顔は三十歳ぐらいに見えますが、体は子供のように小さいのです。まるで一寸法師です。
少年探偵団の団長の小林少年は怪しい大男を見つけましたが、
捕まえることはできませんでした。
小林少年は銀座の宝石商に現れた一寸法師を見つけました。
このサーカスの一団と灰色の巨人には何か関係があるのかもしれません。
ああっ、ゾウが迫ってきます! ゾウの上にいる少女は〈虹の宝冠〉を頭に載せています。









