高校生の時、
MD(ミニディスク)に好きな曲を録音して、
ウォークマンで持ち歩きするのが音楽の楽しみ方の一つだった。

MP3や、iPodが普及したのは、
その頃から10年近く経っていたはず。

社会人になって、
電車通勤も、車の中でも、
MDをよく聞いていた。

あの頃は、
好意を寄せていた人の音楽の趣味に合わせて、
色んな曲を集めたMDを作った。

音楽番組やFM、
レンタルショップから新曲の情報を集め、
曲を録音して、曲同士の雰囲気やテンポ、
リズムから聞きやすい順番を考えて、
誰かの為にMDを作るのが楽しかった。

2000年代前半の頃のJ-POPや、
洋楽を耳にするとそんな事を思い出す。

逆に2000年代前半のアニソン、
ボーカロイド系の楽曲はとても苦手である。
1社目を退社して、やりたい事をやるぞ!
と、意気込んだものの情報不足と資金不足で何も動けずにいた19歳の頃。

ニート期間が約3ヶ月続いた。

そんな時に、ハローワークで見付けて来た仕事があった。

医療用X線装置を作っている会社。

歯医者さんのレントゲン写真を撮影する機械や、人や動物のレントゲン写真を撮影する機械を作っている会社。

19〜23歳までの4年間、この会社では今までに繋がる、たくさんの事を学べたと思う。
会社の人もみんな優しく、明るい。
土日休みで残業は月20H程度のホワイト企業。

労働環境は、今まで働いてきた会社の中では1番良かったんじゃないかと思う。

この仕事で身に付いた技術で代表的なものは、

「半田加工」

基板の半田や、電線の半田ではなく、真鍮製の箱を半田(鉛)で密封する。
使った半田ゴテは、300Wの大きなもの。
最初の1ヶ月は腱鞘炎になった。

大は小を兼ねるとはよく言うけれど、おかげで半田の出来の良し悪しが分かるようになったりと、今でも「得意」と言える技術だと思う。

高校生の頃は苦手な作業だったのに、「仕事」で何回も失敗して行くうちに、上達を見て取れる様になったもの。

他にも色んな事が身に付いた。

1.小型変圧器の鉄芯組立と銅線の巻き加工
2.真鍮製の箱の組立て・ろう付け
3.シャーリング(裁断機)の扱い方
4.エボナイト板の曲げ加工
5.ボール盤の扱い方
6.六角レンチ等の工具の使い方
7.マニュアルによる各種製品の組立て
8.部品の管理
9.各種ネジについての知識
10.後輩社員の指導

当時、苦手としていた事は「上司へのホウレンソウ」
今よりも、色んな人への耐性が付いていない頃だった。

仕事の傍ら、独立開業の夢を持っていた時期でもあった。
行政書士の資格を取ろうと、スクールに通ったりもした。
これからはPCを使える様にならなくてはと、
思い立ったのが次の転職のきっかけだった。
電気設備点検の記憶と知識について

社会人1年目(高卒で18)
某 電気設備点検団体に就職した。

丁度、今ぐらいの時期に高卒と大卒の同期合同で、千葉県 稲毛にある研修所で研修に参加していた。

覚えている研修内容は、
1.座学 電気の知識について(高圧・低圧)
2.座学 マナー研修(外部講師)
3.実技 電柱昇降訓練
4.実技 高圧キュービクル(受電設備) 停電検査
5.実技 絶縁抵抗測定
6.実技 接地抵抗測定
7.実技 検電(高圧・低圧)
8.外部講習 自衛隊訓練
9.実技 車の運転講習

他にもあっただろうけれど忘れた。

研修期間中は、一部の大卒の人と馴染めなかったりしたなぁ。
あの頃は今と違って、生真面目だったし、ふざける事もなかったなぁ。勿体無かったなぁ。
柔軟性が皆無だった。

配属先では、
先輩社員と横浜市内の色んな現場に行った。

会社の屋上
小中学校の電気設備
地下鉄の駅
大きなホテル
港の倉庫
港のクレーンの最上階
銀行の設備
工場

現場作業は楽しかったけれど、専門知識を身に付けなきゃいけないと、プレッシャーもかなりあった。
先輩社員も歳の近い人から、離れてる人まで様々。
毎日違う先輩と現場に行く。
苦手な人もいた。
何を話していいかも分からず。

結局、やりたい事は電気ではないと思い、1年で辞めてしまったんだよね。

そこに残っていれば、今頃はかなりベテランだったはず。待遇もどこよりも良かっただろう。

しかし、今の自分ではない自分になっているんじゃないかなって思う。

続く