ウチの次男君と同じ年って事もあってか超仲良しで
最近よく一緒に練習する亀レーシングのゼン選手から
直々に修理を頼まれtakaviピットに入庫してるスズキDR-Z50です。
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この車体で不具合があるのは慢性的なエンジンオイル漏れと
効きっぱなしになるリアブレーキ
そして、ブッ飛んで無くなってるハンドルストッパーですが
ライダーから作業序に「パワーと操縦性を上げて欲しい」と要望がありましたので
車体を全バラにして全てを見直してやり直したいと思います。
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って事で、取り合えず部品になったので確認と今後の作業のために洗浄です。
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まずは、ハンドルのストッパーから作業しましたが見事にブチ切れてます!!
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この切れた先に適当なパーツを溶接しても強度的に不十分なので
元のストッパーの溶接箇所を削り平らな状態に戻し
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そして元と同じぐらいの鉄板に丸棒を当ててプレスし
ステムにピッタリ合うR形状に加工
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あとはいつまでたっても上手くならない溶接をして
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耐食性に優れた1液型変性エポキシのWAKOS塩害防止塗料で塗装
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これでフレームは終了





次はエンジンに取り掛かりますが
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このエンジンの右側のケース上部から
毎回オイルが滲む・・・と言うか、流れ出てるので
まずは原因究明です
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って、原因も何もノックピンの位置からガスケットがずれた状態で
無理やり嵌めこんでガスケットが薄くしか掛かってない部分から吹き出てただけですね!!
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って言うか、吹き出る部分って隙間がある部分ですが
多分その部分から高圧洗浄した時のゴミが大量にエンジン内に入ってます(゚Д゚|||)
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って事で、取り合えず灯油で内部をフラッシングして
エンジンを下ろした序に腰上のオーバーホールもするのでシリンダーまで外しました。
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ヘッドは大変汚い状態です。
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この排気バルブで分かると思いますがポート内にもカーボンがビッチリこびり付き
かなり排気の抜けが制限されてました。
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ココを綺麗にしただけでパワーアップしてそうです。
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が、もっとスムーズに吸排気出来るようにバルブシートのカットをやり直し
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エアーバルブ ラッパーでバルブすり合わせ!!!
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コレでかなり良いエンジンになったぞ~と
意気揚々に新品のピストンを組み込み
シリンダーを入れながら何気にケースのオリフィスを見ると
何かが詰まってる・・・・・
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取り出して分かりやすいようにM6のフランジナットと並べましたが
こんなトラップが仕掛けられてたなんて恐ろし(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
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気付かず組んでたら「takaviが弄ったらエンジン壊れたよ(`´メ)」になるとこでした
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あとは、ゴリゴリのホイールベアリングの交換です。
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リア側のスプロケ側は完全に逝ってました
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って事で、純正部品で交換です。
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おお!!元のヤツは片面シールのLUだったけど
新しいヤツは両面シールに変わってるぞ
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それと、張り付きのような現象が起きるリアブレーキですが
そういう場合は大概がブレーキカムの肩が磨耗して
ドラムが引っ掛かってる事が多いのでサクッと新品に交換
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序にブレーキシューも減ってたので
キタコのノンフェードブレーキシュー(商品コード:770-1032020)に前後共交換
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あとは、バラバラの部品を組んで
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こっそりフォークにチームBrat'sのステッカーを貼って
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車両の完成♪~(^0^ )
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