私は、小説を読むのが好きだ。
今でも大好きだ。けれども、今年は評論や思想に関しての書物も
結構読んでいる。
今は『海の都の物語』塩野七海著が読み終わろうとしている。
現在のフィレンツェかつてのヴェネチア共和国の1000年期についての歴史書である。
ヴェネチアの民は元々国を追われた流浪の民であり近隣部族からの攻撃を防ぐため
にわざわざ海の上に都市を築いたのがこの国のルーツであるあらしい。
当然海の上に建設された都市なので、食料資源もなければ原産品もない、
故に生き残るためには貿易国家として、他国との通商で国家を維持、発展させてゆ
かなければならない国であった。
この小さな国が1000年にも渡り国家として運営された事は驚かされるのと
だがしかし、最後はナポレオンにより滅ぼされてしまうのである。
ヴェネチアはあまりにも国家としては小さいのであった。
どんなに優れた組織でもやはり多少なりとも規模が伴わなければ
いずれば大きな国に吸収されてしまう宿命にあるように思える。
今、アメリカと中国で貿易戦争を行っているが、資源の無い日本は
どちらと歩んで行くべきなのか考える今日この頃である。
一般にはアメリカと同調するのだと思うけれど、国家としての
ポテンシャルや地政学的にみてホントにアメリカ追従が良いのであろうか?