ビリービーンが言ってました。ポストシーズンに出ることまでが自分の仕事であり、ポストシーズンの結果には興味がないと。
野球は確率論です。それぞれのケースにおいて、点を取るために、あるいは失点を防ぐためにどういう選択をするのが最善であるかを考え、それを実行することが肝心であります。たとえば、日本球界であればノーアウト1塁であれば、送りバントをすることです。(大リーグは確率論的に否定されていますが。。)
このことを比較的徹底しているのが、野村であり落合であり、そのようなセオリーをいかに忠実に実行し、そして裏をかくか、ということが野球の玄人に好まれる傾向にあります。またポストシーズンのような短期決戦においては、この確率論があてにならないケースが多く、だからこそのビリービーンの発言につながります。
対して、ロッテの野球というのは前任のバレンタインからなのですがセオリー無視のようにとれる野球が多いです。極端な例でいえば4番におよそ4番らしくないサブローを据えたり、バントの局面でバントに失敗して2ストライクになってヒッティングにしたら、ホームランになっちゃたとか。とにかく思い切って行くことを第一に据えている、それがロッテの野球です。
この辺が、劇的な演出をするロッテの野球であり、玄人には好まれない一因でもあります。バレンタインから西村に代わって、野球の質はだいぶ変わりましたがミラクルロッテとか史上最高の下剋上と呼ばれる短期決戦に強いイケイケドンドンなところは本質的に去年と同じのように思えます。
西村になって、セオリーに忠実な野球をしつつ、9月のシーズン終盤から大胆な用兵をするようになりました。この大胆さに去年までのイケイケドンドンの野球がうまく相乗効果を生んで、今年のミラクルロッテを生みだしたと思います。
監督でいえば、セオリーに忠実でありながら時に大胆な用兵を用いるというのは以前も書いたかもしれないですが巨人の原が一番なのかなと思っています。(すごいアンチ巨人ですけど。。。)西村はここを目指していくんじゃないのかな?
来年以降は西村の成熟する野球に期待します。
一方でメンバーがどうなるのか?ピッチャーでいえば、コバヒロ。残留→先発再転向かメジャー挑戦が大方のロッテファンの総意だと思います。このシリーズを見ていれば、来年の抑えは内にと思う人が多いはず。
野手についていえば、ポスティングでメジャーがささやかれる西岡は来年も残ってくれるのか?そして飽和な外野をどうするのか?今日すごい活躍を見せた岡田も、サブロー・大松・荻野・清田、そしてルーキーの伊志嶺を踏まえた中では間違いなく控えです。
とりあえずは、余韻に浸りつつ向こう1カ月のストーブリーグを楽しみたいと思います。


