おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ
本日は、別府へ。2つの用事です。1つは講義、もう1つ温泉です
(1)九州文化財保存学研究会
九州にはたくさんの文化財(地域や人類の宝)がございます。
しかし、昨年の熊本地震で、多くの文化財に被害発生。
文化財の被害状況を把握や、今後被災を受ける可能性のある文化財の研究を共有する研究会が今年発足!
別府大学を事務局とする「九州文化財保存推進協議会」です!
本日、別府大学で研究会の総会&学習会(保存学研究会)開催。
昨夜、実は新聞で知ったこの学習会。
学習会は一般参加OKとのこと。
もともと文化財にはわずかながらも興味があったため、今回、学習(視野広げ)のために受講いたしました♪
(なお、大学時代、あとは博物館実習さえ受講すれば学芸員資格をとれる状況まで単位取得済み!→教育実習や就活で流れたのが残念…。)
学習会は2部構成。
- 1部:防災と文化財保護
- 2部:新規導入機器と文化財
あいにく都合により、1部のみの聴講で失礼いたしますm(__)m
(2部の内容については、頂いた資料や事前のプチ講座内容を簡単にご紹介。)
▽会場の別府大学。別府大学青年団設立総会以来、実に5年ぶりの訪問。
▽「防災の視点から考える文化遺産保護研究-その課題と可能性-」
・講師:岡田 健 氏((独)国立文化財機構 文化財防災ネットワーク推進室長)
東日本大震災時の文化財保護活動の体験談を教えていただきました☆
▽東北の被災画像
[要旨]
○「減災」…”いかにして災害による被害を少なくできるか”
「文化財の保存状態・保管方法・と環境に関する情報」を知っておくこと。
Ex:現在の文化財状況リストを作る…これがないと、いざという時に動けない・証明ができない(盗剥被害があってもその証明ができない)
○減災対策では抑えられない自然の破壊による文化財被害に対し、効果的な救出・保全活動を行うこと。
- 「迅速な活動」…市町村担当者=自身も被災し身動き取れない場合もある。
- 「適切な判断」…自分たちで解決できる?or支援を求める?
→この判断(特に支援必要な場合)が非常に大切!
○国からの補助金課題
- 自然系の文化財…天然記念物のみ補助対象(By.文化保護法)
→Ex:東北のリアス式海岸には、捕鯨史料(自然系)が多く被災も、補助対象外だった。 - 国指定分(不動産除く)しか対象でない…文化庁管轄の美術工芸系文化財のみ対象(?)
○ネットワーク推進
・文化財保護にあたっては、実はたくさんの分野・研究領域との連携が不可欠!
※Ex:
- 「地域の文化財を知る」→歴史、美術、建築、地理、景観、統計など
- 「安全な場所に保管」→保存学、物理、建築、地震工学など
- 「避難」→危機管理、マネジメント、法律、修復技術など
・様々な分野と連携→互いに分かり合える言葉を大切に(人文-自然が渡り合えるように)
・文化財保存の敵は「水」(カビ被害は深刻)→冷凍会社と連携する(まずは凍結→真空乾燥→その間に今後の対応を考えられる)
・リスクマネージメントの専門家づくりが今後の課題→なるべく多くの人の話を聞いて視野を広く!
▽新規機器については、3Dプリンターやハンドヘルド蛍光X線分析計の事例紹介。
このうち、今回は3Dプリンター分をご紹介いたします。
以下は、3Dプリンターで複製した熊本県八ノ坪遺跡出土品(銅戈鋳型)。
○展望
- データに汎用性あり。
- 復元モデルとして活用できる。
- 植生が文化財に及ぼす影響をシュミレーションできる。
- 地中レーダーと併用して遺構確認できる。
- 3Dモデルを活用した視覚障がい者向けの博物館展示
○課題
・データ容量が大きい。
・編集ソフトが高価。
・編集作業が複雑で難しい。
○今後の文化財情報
- (従来)写真・実測図・文字情報・映像などによる記録
- (今後)自然科学的手法を用いた情報を加味した複合的データによる記録。
→Ex:立体的な形状把握(三次元計測・立体プリント)、表面情報の把握(顕微鏡観察・赤外線撮影)、損傷状況&内部構造の把握(X線スキャン・CTスキャン)、材質&組成の把握(蛍光X線分析・X線解析)
○熊本八ノ坪遺跡での調査結果
- 細形銅戈II’式が出土→この様式は、北部九州(福岡平野・佐賀平野など)でよく見られる→今回の出土=熊本平野でもこの様式が製造されていたのではと推定・今後検討。
- 朝鮮小銅鐸の出土→わが国でもこの小銅鐸が製造されていたか?→宇佐の別府遺跡出土の小銅鐸の見直し&福岡今宿五郎江遺跡の銅鐸型銅製品の検討。
以上が、学習会の要旨です。
文化財の研究・保護も、新しい道筋をたどっているのだなと、その動向を知りました。
今後は、自然科学分野との連携がキーワードのようですね!そして、事前に(常日頃から)連携する・学習することも有効だと学びました。
ご講演頂いたみなさま、ありがとうございましたm(__)m
☆「文化財✎」動画集→https://youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwDQD0E3xshCn1bdHwMzFBaz
(2)別府温泉保養ランド
その後、明礬温泉へ別府に来たため、別府八湯温泉道修行です!
今年中に2巡目泉人認定(88湯認定)が目標のため。
今回は、「別府温泉保養ランド」さん(※詳細は公式HPにて)へ
泥湯で有名!別府を代表する温泉のひとつでしょう!
…と言いつつ、実は案外今回が初訪問です(笑)
昭和レトロな建物。
長い渡り廊下を渡り、浴場へ。
浴場には、4~5種類の浴室あり。
いずれも、硫黄泉!
白濁~灰色、硫黄臭あり、硫酸イオンたっぷりの、明礬らしい個性派の湯です。
硫黄泉は、肌のクレンジング効果(古い角質をはがす)あり。
確かに今回の保養ランドさんの湯は、泥が肌に付き→時間経過とともに泥の部分が固まり→その部分の皮膚が剥がれますね!
前日股ずれした部分にも効果あり!?(笑)
なお、思ったよりは泥が少なかったです。
もともと、お湯につかっただけで泥まみれになるという印象があったので…。
浴槽の底にある泥を掬って、体に塗るのですね。
露天風呂は混浴です(笑)
…私はワニではございません!!(笑)※ワニ=女子風呂を覗き待つ人のこと。
むしろ、私の方が覗かれそうになりました…(苦笑)正直、焦った。。。(苦笑)
個性派な温泉で、まったり♪
保温性が高く、入浴から5時間以上たった今でも、若干体内に火照りがあるほど(笑)
別府八湯温泉道2巡目、これにて78湯目!
…あと10だね!終盤戦だ☆
以上が本日の動静です(笑)
別府よいとこ^^ぜひ別府で温泉に浸かったり、各地にある文化財を堪能されたりしてくださいね☆
☆「温泉♨」動画集→https://youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwA3yV9JSRWXgCYJGaIiCdFn
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