前回のブログで空白禁止の原則について書いた。
「何をやるかわからない状態にしない。」
そのようにならないようにするために、「終わった後の発展課題は必ず用意しておく」がポイントである。
いつも参考にしている村野聡氏は、準備するものを2つに分けていた。
①物理的用意
例)プリント(クロスワード)
教科書の問題(補充の問題など)
②システム的用意
暗唱 先生問題 ペア学習 読書
などを挙げられていた。
私自身でよくやっていたことは先生問題である。しかし、これをその場で考えていたことも多かったので事前に用意しておく必要があるだろう。そういったところから考えると、教科書問題は扱いやすい(答え合わせも子供自身でできる)。
システム的用意で考えると「テストが終わったら読書」というシステムを取り入れるとこちらが何も指示しなくても子供が勝手にやるという利点がある。
授業のシステムの一例として私がやったことは
①授業が始まったら日付、題名、教科書のページを書く。
②授業の初めと同時に漢字ドリルを開く。
③漢字ドリルが終わったら百人一首用意
④算数の問題が書き終わったら問題を立って読む。
このように授業システムに組み入れると教師は指示することが一切なくなる。そして子供を褒めることにつながるのである。注意することもなく、遅い子も待たないので空白が生まれない。
今からでも遅くないと思うので組み入れてみたらどうだろうか。(少し時間はかかるだろうが)
参考:村野聡チャンネル