学級崩壊。どのような教師も学級崩壊を起こしたくない。しかし、教師が気づかずに荒れる原因を作っている。
その原因がわかっていないために、対応ができず荒れを止めることができない。
授業をするには原則がある。その授業の原則がわかりやすくまとめられているのが向山洋一氏の「授業の腕を上げる法則」である。
その法則には10条ある。すべての原則が大切であるがそのなかで第7条の「空白禁止の原則」を取り上げる。
向山洋一氏はこの空白禁止の原則について
「たとえ1人の子でも空白を作るな」といっている。
まず、大切なのは全体から個である。詳しく言い換えると、全体に大きな課題を与えよ。然る後に個別に指導せよ。ということである。先に個の対応をしてしまうと全体は“お留守”になってしまう。また、個別指導は、“短く何回も”がポイントである。私も遅い子につきっきりになってしまうことがあるが、そうすると全体の動きがわからなくなってしまう。そのことによって隙が生まれてしまう。
この空白の時間はよくクラスを見ていると多くの場面で見られる。特に多いのは、丸付けの場面である。行列を作らせていないだろうか。1人の子に説明していたり丸付けを全部していたりなどしていないだろうか。並ばせるときは、○か×か、1つだけ○をつけるなどするだけで行列は解消される。私は、4人以上並ばないように注意をしている。もし並んでしまうようならば、順番待ちににさせ、違う課題を与えている。(黒板に名前のカードを順番に貼らせる。空きしだい名前を呼んで指導する。)
※全体に波及効果がある場合は例外
参考:村野聡チャンネル(you tube動画)