今日は、一度は名前を聞いたことがあるだろうライト兄弟が飛行機の初飛行に成功した日である。これにとり短時間で遠くに行くことができるようになった。
1903年(明治36年)のこの日、アメリカ・ノースカロライナ州において、ライト兄弟がライトフライヤー号で、動力飛行機の初飛行に成功した。
ライト兄弟は、アメリカ出身の発明家で、兄のウィルバー・ライト)と弟のオーヴィル・ライトである。詳しくはライト家の三男と四男で、他に3人の兄妹がいた。
初飛行に成功した場所は、現在の同州キティホークの南にある海に面したキルデビルヒルズという町である。この日には合計4回の飛行が試みられ、1回目の飛行時間は12秒で飛行距離は約36.5m(120ft)、4回目の飛行時間は59秒で飛行距離は約259.6m(852ft)という結果であった。
ライト兄弟は自転車屋をしながら研究を続けた結果、世界初の有人動力飛行を成功させた。飛行記録からすると弟のオーヴィルの方が操縦に長けていたようである。
この初飛行を記念して、キルデビルヒルズには国立のライト兄弟メモリアル)が建設されており、これに隣接してファーストフライト空港が一般航空用に設置されている。
2003年(平成15年)には動力飛行100周年を迎え、同空港にはパイロット用の建屋が建設され、大々的なイベントが実施された。 日本における動力初飛行は、ライト兄弟の初飛行から7年後の1910年(明治43年)12月19日に陸軍軍人・徳川好敏により行われ、12月19日は「日本人初飛行の日」となっている。