取調べを受けたのだが、勝手にストーリーを組立、サインを迫る刑事に私はキレてしまい、サインを拒否。

その瞬間机を強く押され、壁と机に挟まれ息が止まった。

腰紐が緩かった為、立ち上がりパイプ椅子で刑事を殴打、異変を察知した警察官が飛び込んできた。

ん?お前 ?俺の事知ってるよな?

知りませんと答えたのだが、ニヤリと笑い

はい!取調べ交代。俺がやると言い出した。


コイツ森って言う悪党で、K警察から左遷になった刑事。

何度もコイツに補導されていたので覚えていたのだ。

まさかこんな処で再開するとはついてない。

係もマル暴に変更となった。


無事警察官の筋書き通り起訴となった。

取調べはない筈なのに、毎日森さんが来る。


現場検証と言い、自宅へ向かう。

その車内で、家にあるファミコンくれと言い出した。

その他家を物色し、引出しに入っていた金のブレスも、これ要らないだろ?って持って行かれる。


見返りに毎日取調べと称して、タバコとコーヒー出してやる。

裁判の一週間前まで拘置所に移管しない。


これが条件だと丸めこまれた。


お陰様で、差し入れの雑誌のエロ写真もノーチェック。一週間に購買出来る雑誌類やマンガも好きなだけ買えた。取調べの時には必ず、あの事絶対言うなよと言い含められていた。


初公判で罪状を否認。これは弁護士の指示でした。調書は警察官が作った筋書で無理矢理サインさせられた。

半ば強引に取られたファミコン。諸々ばらしてやった。

公判は中止となり、検察官の取調べを経て弁護士と談合。

罪状を傷害罪に切り替える事により、全て認め晴れて執行猶予。


この逮捕劇の間、彼女と父親を警察官が呼んでいたのだ。突然面会に来た!

普通面会室にて面会となるのだが、何を企んだのか知らないが、取調べ室で。しかも手錠も腰縄も外しての面会だった。


そこで彼女から別れを告げられた。

父親からは、二度と2人に近付くなと言われお金を無理矢理渡された。

警察官から、今後近付く事があれば逮捕な!と脅しをかけられ、念書も取られたのだ。


暴れて欲しかったのだろう。だから腰縄も解いたのだ。

まだまだある。地元の暴力団を面会に寄越し、差し入れをさせる。

その後、警察官から暴力団の組員であるとの上申書を書かされる。

ヤクザに仕立て上げられるのだ。


笑い話はまだあるのだが、キリがないのでこの辺で!


こうして彼女と長男くんとの永遠の別れとなるのだ。自業自得


この刑事、楽し過ぎて思い出して書いてる内に止まらなくなりました。