💡 コラム
ディープラーニングと人間の脳、似ているところはあるの?
ここまでで、
AIが写真を見て答えを出すとき、
小さなちがいに気づき
それを組み合わせ
何段階も考えを重ねて
少しずつ答えに近づく
という話をしてきました。
この「階段を登るような考え方」、
どこかで聞いたことがある気がしませんか?



人間の脳も、いきなり分かっているわけじゃない
人間も、目で見たものを、
いくつかの場所で少しずつ処理して
それをつなぎ合わせて
最後に「見えた!」「分かった!」と感じます。
つまり、人間の脳も、
情報を一気に理解しているわけではない
のです。



AIは「脳の考え方」をヒントにした
AIの考え方は、
この人間の脳のしくみを ヒント にして生まれました。
段階的に考える
前の結果を次に渡す
たくさんの小さな判断を重ねる
こうした考え方が、
ディープラーニング
と呼ばれています。



じゃあ、AIは人間の脳と同じ?
ここで、とても大事なことがあります。
AIは、人間の脳をそのまま真似したわけではありません。
感じることはできない
意味を分かっているわけでもない
考えている気がするだけ
AIがやっているのは、
数字のちがいを、たくさん重ねているだけ
です。
似ているのは、
考え方の形(アイデア)
だけなのです。



ニューラルネットワーク、という名前について
人間の脳には、
たくさんの神経細胞がつながっています。
この「つながって考える」という形をヒントにしたAIの仕組みを、
ニューラルネットワーク
と呼びます。
でも、この言葉を覚える必要はありません。
大切なのは、
AIは、人間の脳を参考にしながら、
まったく別のやり方で考えている
ということです。



この話を、ちょっと覚えておいてね
この先、
AIはなぜ間違えるのか
なぜ理由が分からないことがあるのか
AIにどこまで任せていいのか
という話が出てきます。
そのときに、
「似ているけど、同じじゃない」
という、このコラムの話が
きっと役に立ちます。