タカシです。


今回は少し話題を変えようと思う。

過去のブログに書いたが僕は昭和生まれ。

そしてハッキリ言ってテレビゲーム世代である。

少年の頃、ゲームがとても好きだったとも書いている。


今回はそんなゲームについての話をしようと思う。


何度も言うが、荒れ狂った生活の中にも僕にとって最大の楽しみは友達と遊ぶ事とゲームをする事だった。


虐待もあり貧乏だったと書いてはいるが、

ゲームを買ったりだとかはそれなりにしてもらえていた。

(毎日毎日殴られる訳じゃないからね)


まずは初めて手に入れたゲーム機は

前にも書いたがゲームボーイだ。

ここから僕のゲーム好きが始まった。


当時特に衝撃を受けたのは

「ゼルダの伝説夢を見る島」だった。

これにはもうほんとうにハマった。

一応全てクリアする事が出来たはずだ。


その後はたしかお年玉でスーパーファミコンを購入した。

物心ついた頃には友達の家に行けば必ずと言って良いほどスーパーファミコンはあった。

兄弟がいる家は特に確率が高かった。

しかし、以外と自分で手に入れるまでは時間がかかった気がする。

まぁ友達の家に行けばやらせてもらえてたしね。

この時抱き合わせで買ったカセットは

「サンサーラナーガ2」だった。

なぜかマイナーな選択をしたが、当時友達がこのゲームをやっているのを見ていて自分もやりたかったのだろう。

こんな事を今でも覚えているのは

やはりとても良いゲームだったからだと思う。

BGMがとても良い!!


それからはもちろん超メジャータイトルをやり尽くした。

特にドラクエ、FF等は本当に好きになった。

当時は友達の家に行けばその人の好みで色んなカセットがあったので本当に飽きなかった。


そして先日Twitterでも見かけたが

「私のゲームが変わった日」だったかな?

ニンテンドー64の登場だ。

これはもうガチの世代で

今みたいにプレイ時間の表示があればとんでもない数字を叩き出しているだろうと思う。


マジで王道だがスマブラ。これは友達が友達の家にコントローラーだけ持参して遊びに来ていた。

あとお菓子食べた手でコントローラー触ってベタベタになるのもマジ。

その他にも64には神ゲーと言われるものがたくさんあった。

よく見る初めてのFPSはゴールデンアイ。

これもマジ。

個人的に好きだったのは

スターフォックス、カスタムロボ、マリオ、

ゼルダ、ボンバーマン、ポケモンスタジアム、

などなどたぶんいっぱい忘れちゃってるのある。


はいその次に出ました。プレイステーション。

これは神ゲー多すぎて書けない。

この辺はもういいでしょ。


そんな感じで僕は本当にテレビゲーム世代なんですよね。

少年時代にこれだけのゲーム機が出て、

神ゲー出まくりで今思うとやべぇ時代だったなって思う。


さっき書いたように色んな友達がいて、

当然カセットの貸し借りなんかもしていた。

有名タイトルなんかはみんな同じ物を持ってたりするから

スーファミやゲームボーイのカセットによく黒のマジックでその持ち主の名前が書いてあった。

誰に貸した〜とか忘れちゃった〜とかでトラブルにならないように親が配慮していたのだろう。

今じゃ考えられないし、最近はダウンロード版の購入でそもそも現物が無いってのもある。


これは同世代なら聞いた事のある話だと思うが

「借りパク」もあった。

当時は各地でもそれなりに起きていた事だろうと今なら想像は付く。


ここで僕の中で特に忘れることのできない思い出が1つある。

僕は前述したように色んなゲーム機やカセットを持っていた。

その中で何故か特別気に入っていたのが

ゲームボーイのカセット

「メダロット」だった。(カブトver)

ゲーム自体は全クリしたがお気に入りのゲームだった為、売ることはせずとっておいたのだ。

(当時僕はクリアしてもうやらないなーってなったゲームは売って次のカセットを購入するスタイルだった)

珍しくパッケージも綺麗に保管していたので、

カセットをケースにしまい、パッケージのまま観賞用ではないが棚の上に飾る形で置いていた。


そして普通に友達と遊んで過ごし、少し時が経った頃何故かまた急にメダロット(カブトver)を

プレイしたくなり、パッケージを開けてカセットを取り出そうとしたら…


はい、予想通りです。 


「カセットがない」(カブトver)


僕はメダロットのカセットが無い事に気づいて

家中を探し回った。(カブトver)


パッケージはあるんだから、カセットがないわけがない。


なんで中身だけ無いんだ。


そう思い探し回った。


ゲームやカセットなんて触るはずもない母親にも

「メダロット知らない?」(カブトver)

と聞いたりして、本当に探し回った。


しかしついにカセットは見つからず

僕はカセット無くしちゃったと思いかなりショックを受けていた。

普通にまたゲームをやろうとしてできなかった事も悲しかった。

僕はカセットに名前を書く派じゃなかったので

もう一生出てくる事はないと諦めていた。

(名前を書くと売れないからね)


しかしここで僕はある事が頭によぎる

先日友達のアキラの家に遊びに行った時にアキラがメダロットをやっていたのだ。(カブトver)

たぶんそれでまた自分もメダロットをプレイしたくなったのだと思う。


人を疑うのは良くない。良くないけどなぜか僕はその時アキラの事を疑ってしまった。


そしてその事をアキラの近所に住んでいる友達のユウキになんとなく相談した。


僕「なんかさ〜最近メダロットやろうと思ったらカセットだけ無くなってたんだよね〜。しかもアキラ急にメダロットやっててちょっと疑っちゃったよw」


ユウキ「そのメダロットタカシのだよwアキラがタカシのパクったって言ってたぞw」







は????



僕は本気で怒ったのを覚えている。

ユウキと話した場所まで覚えている。


そして話の辻褄も合った。確かにアキラはたまに僕の家に遊びに来ていた。

(ほとんど僕がアキラの家に行っていた)

いつの間に僕の目を盗んでパッケージからカセットだけを抜いたかはわからないが、

アキラがメダロットをやってる数日前に僕の部屋に入っていたのだ。

(この頃僕達家族は引っ越してボロボロのアパートから少し大きな家に住み、僕は自分の部屋を与えられていた)


まぁアキラもユウキに自分から喋っちゃうんだからこの辺は子供だなぁと今なら思う。


それから僕はユウキと話し合い、メダロットを取り返そう!と決意したのだった。

ちなみに僕は過去のブログに書いたが気が弱い。

ちゃんと話す事ができるか心配だった。


しかし盗まれた物は自分の物だし返してもらって当たり前である。


こうしてユウキが間に入ってくれて、僕とアキラの3人で話す事になった。


小学校の帰り道だった。


僕「ユウキから聞いたよ。なんで僕のメダロット(カブトver)盗った?」


アキラ「は?盗ってねぇよ。」


僕「いやユウキに聞いてるから。言い訳してももう無理だよ。タイミングも合ってるじゃん。」


ユウキ「お前この前タカシのパクったって言ってたじゃんwww」


僕「もう言えって。」


アキラ「ごめん。盗った。」


僕は子供ながらにこの時自分は悪くないはずなのに何故か気まずくなったのを覚えている。


僕「なんで盗った?」


アキラ半泣き「メダロットやりたかった。(タカシver)」


会話の内容はそこまで鮮明に覚えていないが

おそらくこんな感じだったろう。

理由が子供すぎて今なら笑えるwww

当時はガチでキレてたけど。


まぁやりたいのはわかるけど盗まずに普通貸してくれと頼まれていたら、僕は普通に貸していたと思う。

アキラとはかなり仲良くしていたし、アキラの家でよくゲームをさせてもらっていたし。

ドリキャスとか。


僕「は〜。わかったよ。じゃあ3千円払え。」





ん?????




なんでそうなった????

僕どうした???

そこは普通にメダロット(タカシver)返してもらうとこだろ??

なんで現金払いになった??

しかも小学生だぞ??(確か5年か6年)

ランドセル背負った子供のやり取りじゃねえだろ??


僕「カセットは返さなくていいから。アキラがやってるセーブデータがあるだろうし、僕のセーブデータはもうすでに消えてるし。」


僕「そのお金で僕はメダロット(カブトver)書い直すから。」


アキラ「わかった…。タカシごめん…。」


僕「いいよ。お互い親には黙っとこう。めんどくさい事になっても嫌だし。」


ユウキ「www」


こうして僕はアキラから3千円を払ってもらった。


合意とみてよろしかったはずだ。

たぶん。


そしてちゃーんとその3千円でメダロット(カブトver)は買わず他のカセットを買った。


とんでもないガキである。


中身の無いパッケージだけのメダロット(カブトver)は当分そのまま僕の部屋に飾ってあった。


(ちなみにユウキはクワガタverです)


まずちゃんと言えよ親にww

あと金取んなww


とまぁそんなゲーム世代で育った僕にはこんな忘れられない思い出もある。


僕の家のクローゼットの中に置いてある大きなケースの中に当時のゲーム機やらカセットが大量に残っている。


そのケースの中にはなぜかスーファミの本体は2台あるし、

64のコントローラーは6個くらいあるし、

ドラクエⅤは3個あるし、

他にも何種類か被っているカセットがいくつもある。


そのカセットの裏にはもはや誰だかわからない名前が黒いマジックで書いてある。


借りパクダメ。ゼッタイ。