ソチオリンピックで王子が金を獲得するまでは、羽生さんといえば圧倒的にこっちの羽生さんでした。
王将位を狙って渡辺明二冠(王将、棋王)に挑戦する羽生善治三冠(王位、王座、棋聖)。
第63期王将戦七番勝負。
先に4勝した方が第63期王将です。
第一局は1月12日、13日の両日、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室にて。
135手で渡辺二冠が勝利。渡辺二冠が先勝。
第二局は1月23日、24日の両日、栃木県大田原市のホテル花月にて。
114手で渡辺二冠が勝利。渡辺二冠が二連勝。
第三局は1月29日、30日の両日、神奈川県箱根町のホテル花月園にて。
82手で羽生三冠が勝利。羽生三冠の1勝2敗。
第四局は2月18日、19日の両日、青森県弘前市の市民会館にて。
2月14日夜(日本時間では2月15日未明)にはソチで王子が金メダルを獲得していますが、その熱気に日本が沸き立つなか、日本の雪国でも盤上の熱戦が繰り広げられていたのでした。
結果は111手で羽生三冠が勝利。これで2勝2敗のイーブンに。
第五局は2月27日、28日の両日、神奈川県秦野市の元湯陣屋にて。
107手で渡辺二冠が勝利。渡辺二冠が3勝2敗で防衛に王手をかけました。
第六局は3月12日、13日の両日、島根県大田市のさんべ荘にて開催されます。
渡辺二冠が勝って防衛を決めるか、羽生三冠が粘りの3勝目をあげるか。
渡辺二冠も気さくでユニークで好きなんですが、ぼくは羽生三冠びいき。
銀盤のはにゅうさんも将棋盤のはぶさんも、その繊細さにおいては、共通しているような気がします。
第六局に注目です。