お久しぶりの椎名林檎さんの新曲。
デビュー15周年。
幸福論や歌舞伎町の女王からもうそんなに時間が流れているのですね。
あいかわらず好きです。
妖しい色気がもう匂い立っています。
青々とした竹林を通り過ぎる婚礼の行列。
はらはらと舞い落ちる竹の葉。
狐の面を付けた和装の参列者たち。
林檎さんの着物姿の美しさ。
かんざしが似合い過ぎる。
女性のかんざしブームがきてほしいくらい。
ギヤマンの風鈴の透明な風。
破れた障子。
踊る少女たちと舞う龍。
お札(ふだ)をまき散らす少女たちの表情があまりにもツボ。
意味深な風情で路傍にたたずみ行列を眺めるセーラー服の女学生と学ランの男子学生。
しんがりに控える僧侶たち。
降り出す雨。
和傘。
狐の嫁入り。
浅い夢見やしゃんせ
さあ見やしゃんせ
いやあ、PVの演出が素晴らしくぼく好み。
ディレクターの児玉裕一さんはあいかわらず林檎さんの楽曲をよく理解しているなあ。
この映像を見ていたらにわかに京都に行きたくなってきて、先日、ひょいと行ってしまいましたよ。
しかしあまりの暑さに散策は断念。
おもに店内で涼んでしまったというこの愚。
ああそれにしてもこの映像のロケ地の竹林はどこなのでしょう?
行ってみたいです。
――いろはにほへと――
椎名林檎