もう10回くらい観てると思うが
いつみてもいい。
観るたびに
ますますいい。
物語がエンターテインメントとして実によくできている。
構成に隙がない。
名場面と名台詞のオンパレード。
音楽もいい。
お・と・な。
ルパンは永遠の理想の男性だ。
到底あんな感じにはなれなかったけれども
申し分ない。
ルパン
次元
五ヱ門
のトリオは
ワンピースの
ルフィ
ゾロ
サンジ
みたいだ。
あ
この比較はおかしいか?
いや
ぼくが言いたいことは
ルパンの魅力に
一匹狼でも十分にやっていける
次元や五ヱ門が
惹きつけられているってことだ。
独り立ちしている人間が
その魅力で集まっているグループっていうのは
実にたのしい。
相互依存のグループなんかでは出せない楽しさだ。
次元も五ヱ門も
ルパンと一緒にいたらなんか楽しい
って思っていると感じる。
不二子ちゃんは美しくて毒があるけど
この作品では抜群の機転を利かせて
物語を動かしている。
不二子ちゃんも
次元や五ヱ門と同じ感覚なのだろう。
銭形のとっつぁんは
この作品では実にハンサムでタフガイだ。
おとぼけもいいけれども
こういう男の実直さも捨てがたい。
クラリスは永遠のお姫さまだ。
華奢なからだで
守られるだけの存在ではなく
要所要所で無茶もやりながら
献身的にルパンをかばう。
男の憧れの女性像でもある。
不二子ちゃんか
クラリスかの
二択を迫られるのは
ある意味究極だ。
っていうか
我ながら妄想がふくらみ過ぎだ。
もう展開とかわかりきっているのに
あいかわらず何度でも楽しめてしまう
っていうことは
すでに伝統芸能の域に達している
ってことなのだろうか。
――ルパン三世 カリオストロの城――
原作 モンキー・パンチ
監督 宮崎駿