今週も聴いてしまった。
NHK-FMの
きらクラ!
日曜日の昼下がりに毎週聴けてしまうぼくって
これでいいのかしら?
(これでいいのだ。)
さすがに全部は聴けなかったけど
聴けたところは今週もよかったあ。
すっかりふかわりょうさんに魅了されてしまいましたね。
育ちのいいお坊ちゃまが純粋なこどものこころのままにおとなになったかのようなお人柄
っていうと失礼でしょうか?
褒めているつもりです。
頼りない感じがまたいい。
で
その頼りなげな口から
結構いいことばがしばしば飛び出して
胸を打たれてしまう。
これってギャップ萌えですか。
今週の放送では
音高を目指して日夜レッスンを重ねている女子中学生からの
音高を目指すにあたってのアドヴァイスをお願いします
というリクエストに対してのメッセージが素敵でした。
普段の努力っていうのは本気を出すための練習みたいなものだ。
本気を出さなければならないときが人生のうちには幾度となく訪れる。
10代のときだけじゃなくてそれは40代でも50代でもやってくる。
本気っていうのは急に出せるものじゃない。
いまの努力はきっとそのときの力につながる。
いま努力している内容が将来そのまま役に立つかどうかなんて問題じゃなくて
本気で努力したという経験が力になるんだ。
うろおぼえでうまくいえないけれどもそんな感じ。
相棒でチェリストの遠藤真里さんも
自分が言われているみたい
っていっていたし
ふかわりょうさん自身も
自分に言っているみたい
っていっていたけど
ぼくも自分に言われているみたいな感じがして
なんだか気持ちが引き締まった。
確かに普段はいい加減なぼくだけれども
1年に何回かは本気でやらねばならぬときがあって
いまのところなんとかだましだましながらも乗り越えられているのは
過去の本気の努力の練習の経験によるものだと思う。
けっして目新しい発想でもなんでもないけれども
ふかわりょうさんがこれをいうと
なんだか抵抗感なく素直に受け入れられる。
おなじことばをイチロー選手なんかがいうと
おっしゃるとおりだけどあなたとは世界が違いますから
って言い訳もしたくなるけれど
ふかわりょうさんがいうと
そうですねあなたもわたしも一緒にもがきながら迷いながらやっていきましょう
って気分になる。
不思議だ。
あと
遠藤真里さんも
中学時代には毎週日曜日にソルフェージュなどのレッスンがあって当時出来の悪かった私はついていけず毎週おなかが痛くなっていた。けれどもあのときにはよくがんばったって自分でも思うくらいがんばった時期があってそれがいまの自分につながっている。
みたいな経験談を語っていて
誰でも順風満帆に成功しているわけじゃないんだな
ってあたりまえだけど思った。
とにかく
相談した音高を目指してがんばっている女子中学生だけじゃなくて
聴いているたくさんのリスナーのひとたちに元気をくれたんじゃないかなあ
なんて思った。
あ
そうそう
これ
クラシック番組ですから。