NHK-FM大好き。
先週運転中にふと耳にした
きらクラ!
あまりにもおもしろかったので
今週も散歩しながら全部聴きました。
マルチタレントのふかわりょうさんと
チェリストの遠藤真里さんが
パーソナリティを務める
お気楽クラシック音楽バラエティです。
ふかわりょうさん
おひさしぶりー。
といっても
ときどきテレビの
モヤモヤさま~ず2でお見かけしますが。
シュールなジョークを披露していた時代は
正直ついていけませんでしたが
この
きらクラ!
のふかわりょうさんは
テレビのふかわりょうさんとは
ひと味もふた味も違いますよ。
頼りなげな不安定感はあるものの
はなすことばのセンスがいい。
幼少のみぎりよりクラシック音楽に触れていたというだけに
クラシック音楽への愛情も深い。
まあ決してすこぶる詳しいというわけではないものの
そこがまたぼくのようなお気楽クラシック・ラヴァーにとっては
ちょうどいいのだ。
今日のラストの反省も誠実。
音楽を聴き終わって
いい音楽ですねー
というコメントは確かにないよと聴きながらずっこけたけど
きっちり反省しているところにひとのよさをみました。
番組内のコーナーも楽しい。
★きらクラDON!(クラシックのイントロクイズ)
★クラシック川柳(クラシックを題材とした川柳を募集)
★BGM選手権(お題の文章のBGMを募集)
★そぐわないクラシック(場所やシチュエーションにそぐわないクラシックがかかっていた経験を募集)
そぐわないクラシック
では
入院中の病院で突如流れたモーツァルトの交響曲第25番ト短調(映画「アマデウス」のあの曲です)
とか
イタリアのホテルのロビーに流れたオルフのカルミナ・ブラーナ
とか
たしかにそりゃそぐわないです。
ところで意外にも泣けたのが
BGM選手権。
先週お題が発表されたときには
これは難しいなあと思いましたが
(ふかわりょうさんの著作「風とマシュマロの国」からの一文)
実にドラマチックなBGMの応募があり
紹介された3作品どれもに鳥肌がたちました。
音楽の力ってすごい。
パーソナリティの
ふかわりょうさんも遠藤真里さんも
生放送中に感動に打ち震えていましたからね。
おふたりのこういう純真なフレッシュさもいい感じです。
番組中には
ヒヤッとする場面もしばしばありましたが
なんだかそこも含めていとおしくなる
そんな完成度80パーセントの
魅力的な番組でした。
今後の展開としては
頼りないながらもきらりと光るセンスのふかわりょうさんの手綱を
年下の遠藤真理さんがしっかり握ってコントロールする
そういう構造が番組の安定の鍵を握るのではないかと
ひそかに考えています。
気楽にクラシック
略して
きらクラ!
これからもタイミングが合えば聴きたい番組です。