文学イントロ【解答編】 | (本好きな)かめのあゆみ

(本好きな)かめのあゆみ

かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

さて

先日お遊びで出題させていただきました

文学イントロ【出題編】

いかがでしたでしょうか?


お付き合いしていただいたみなさま

どうもありがとうございました。


いろんな作家さんの作品の冒頭を打ち込む作業というのは

なかなか楽しいものでした。


コピペはあんまりやりたくなかったので

頑張って打ち込みましたが

送り仮名とか漢字と仮名の使い分けとかが

ぼくの普段の使い分けと違っていて

それも発見でした。


でも⑩だけはあまりにも漢字がマニアック過ぎて

変換が容易ではなかったので結局コピペしました。

すみません。


出題内容はあとで振り返ると

案外難しかったような気もします。


出題したぼくも今回の作業で思い出したようなものです。


セレクトに偏りもあったかもしれません。


けれどもこうして冒頭だけを並べてみると

なかなかバラエティに富んでいて

壮観でもあります。






さて解答はこちら。



①異邦人/カミュ(窪田啓作訳)


②注文の多い料理店/宮沢賢治


③ソークラテースの弁明/プラトーン(田中美知太郎訳)


④ボッコちゃん/星新一


⑤変身/カフカ


⑥蜜柑/芥川龍之介


⑦老人と海/ヘミングウェイ(福田恒存訳)


⑧駈込み訴え/太宰治


⑨アンネの日記/アンネ・フランク(深町眞理子訳)


⑩山月記/中島敦



いかがでしたか?


全問正解なんて無理ですよね。


個人的には

特に⑥が難しかったかもしれないなと

思います。


大正時代の作品の書き出しで

これに似た雰囲気のものは

多そうですし。


出題対象としては

これら以外にも

ファウスト/ゲーテ

とか

カラマーゾフの兄弟/ドストエフスキー

とか

夜間飛行/サン=テグジュペリ

とか

ハムレット/シェイクスピア

とかも考えたんですが

冒頭に

詩があったり

作者の前書きがあったり

いきなりカラマーゾフとか名前が出てきたり

ジッドの推薦文があったり

ト書きだったりして

どこを冒頭とみなしていいのかが

よく分からなかったので

やめたものもあります。


導入の手法もさまざまですね。

みなさんは

冒頭がお気に入りの作品はありますか?

よろしければ教えてください。


それではまた。


ごきげんよう。