時をかける少女 | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

ラベンダーのかおりに包まれた

不思議な物語。


甘くて切ない読後感。


青春SFラブストーリーです。


映画化されているので

有名な物語ですが

実のところ

映画も観たことがありませんでしたし

小説も読んでいませんでした。


物語は100ページほどで

実にシンプル。


シンプルな物語だからこそ

想像が膨らみ

創作意欲がかきたてられて

映画化されるんでしょうね。


文章も淡々としており

サクサクと物語が進行していきます。


時間跳躍に詳しくないのですが

理科実験室のやりとりは

どういう仕組みになっているのか

不可思議でした。


筒井康隆さんに独特の

毒々しさはありませんが

見方によっては

毒の気配も

ちらほらとあるような気もします。





ところで

ネグリジェ

パジャマ

寝巻き

の区別が昭和っぽくて

笑えました。


ネグリジェなんて

のび太のママが着ているのを

見た記憶しかありません。




-時をかける少女-

筒井康隆