にほんごボランティア手帖(1) | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

今は

仕事の忙しさなど

諸般の事情で

やっていないんですが

以前

2年くらい

とある国際交流協会で

にほんごボランティアを

させていただいていたことがあります。


ボランティアといっても

週に1回

夜に国際交流協会に行って

その日に来ている

日本語を話したい外国出身者と

日本語を使って

交流するということなので

異文化好きのぼくにとっては

趣味のようなものでした。


そのときの

アドバイザーの先生

(当時は院生だったけど)

が先月

共著で出版したということで

早速購入してみました。


この本は


日本語の教え方


の本ではなく


対話中心の活動で

日本人と外国出身者が

地域社会で仲良く

暮らしていくことの

きっかけとなる

地域にほんご教室の

あり方


を提案する本です。


ぼくがお世話になった先生は

当時からその考え方だったので

読みながら懐かしい思い出が

よみがえってきました。


ボランティアに参加する前には

外国人というと

欧米系の人

っていうイメージがありましたが


いざ

参加してみると

もちろん英会話教室の教師として

来日している英米豪人も

いましたが


どちらかというと

帰国した中国残留孤児の家族や

日系南米人の2世3世や

技術研修生として来日している

アジアの人たちが

多かったです。


日本っていう国は

日本語ができないと

ホントに不自由な国なので

彼ら彼女らの暮らしは

たいへんそうでした。


ただ

情にほだされて

彼ら彼女らの

暮らしそのものに関わっていくと

こちらもしんどくなるのが

目に見えているので

あくまでも

週に1回

気軽に日本人と話せるサロンとして

この場を運営していました。


ボランティアとして参加して

ぼくの世界を見る目も

広がりと深さを増したように

思います。


今後

介護の現場に

アジアの人々の導入が

検討されていますが

賛否はともかく

労働力として

受け入れる以上は

生活者としても

楽しめるように

しておかないと

日本が

ただの金稼ぎの場に

なってしまいます。


長くなりそうなので

続きは

またの機会に。


固い話だけでなく

異文化交流ならではの

たのしい思い出も

紹介できたらな

と思っています。



-外国人と対話しよう!

にほんごボランティア手帖-

御舘久里恵

仙田武司

中河和子

吉田聖子

米勢治子