今、米原万里さんの「オリガ・モリソヴナの反語法」を読んでいます。
フランス領アルジェリアが、キーワードのように出てくるんですが、この前に読んだ、カミュの「異邦人」でもフランス領アルジェリアがキーワードのように出てきました。
それまで、気にしたこともなかったんですが、偶然の一致にびっくりしています。
これで、フランス領アルジェリアのことを調べだしたら、まさに文庫サーフィンになります。
ところで、本題とは関係ないんですが、こんなことを考えてみました。
どこかの国がどこかの国を植民している。
植民された国には、独立したい人々もいれば、植民されている状態の方が都合のいい人もいる。
この状態は、悲しい状態だと思います。
想像を膨らませると、一番いいのは、国 対 国 ではなく、独立した 人 対 人 で成り立つ世界ではないでしょうか?
尾田栄一郎さんのワン・ピースの中の、ルフィとレイリーのやりとりを思い出します。
レイリーに、海賊王になるなら強者ぞろいのこの海を支配できるか、と問われ、支配なんてしない、この海で一番自由な奴が海賊王だ、とこたえるルフィ。
まさに独立宣言です。
ちょっと強引な展開ですが、そんなことを考えたひとときでした。