日曜当番
アイクリは「浦和医師会」に所属しておりますので、年に一度の頻度で、日曜日の診療当番があります。
前回は確か去年の2月くらいだったような気がしますが、ちょっと間があいて、次は11月10日の予定です。
最近は日曜日も診療を行っている他のクリニックさんがある為なのか、当院にいらっしゃる患者さんは殆ど、いや、まったく無い時もあります。
もちろん、そんな休日に駆け込むような緊急な怪我とか症状はないに越したことはありません。私達としては、ここぞとばかり、院長は普段出来ない「請求書領収書」の整理、私は眼鏡コンタクトの最新情報収集、時には草取り・・・ナドナド。
平日に通院できない会社員とか、そのお子さんとか、学生さんとかで、普通に日曜診療をされている他院さんは、混雑していると思いますが、当院の当番の日はそんな感じです。
あっ、電話だぁぁああ、と患者さんがいらっしゃるとなると、バタバタと玄関を開けたり、エアコンを付けたり、カルテを立ち上げたり・・・よくあるのは、休日らしく、野球のボールが直撃した、とか、庭の植木を剪定していたら、枝が刺さった!!とか。
なかには、当番医を探されて、さいたま市以外から、「一時間で行きます!」という感じの患者さんもいらっしゃいます。
今年の当番はどぅかな?
鎌倉文士に浦和画家 と、また乱視眼鏡の話
アイクリのある浦和地区には、いろんな方がお住まいです。
翻訳家の〇子さん、〇大の物理学教授、〇〇を開発した発明家、元〇〇の子・・・
昨日、いらした患者さんも、そんなお一人。
眼鏡の処方をしたのですが、けっこう強い乱視で、調整が難しかったです。出来るのか?これって・・・と四苦八苦。
乱視って、180度ぐるりと半円の中に軸があるのですが、乱視が強いと、ほんの少しの軸ずれで見え方がぜんぜん違うんです。なので、眼鏡を作るにしても、フレームにきちんと軸ブレをしないよう、眼鏡屋さんで仕上げて頂く必要があります。
で、きのうの患者さん
10年以上前の眼鏡を変えることになり、度数と軸合わせを、ワタクシ渾身の力をこめて、処方しましたら・・・
「こんなに遠くが見えるようになって、どういうことだぁ?魔法か?見え過ぎじゃないの?」
と興奮されていました。そんなに喜ばれて・・・私も凄く嬉しかったです。やりがいあったぁ。
手元もあわせましたが、装用練習中、こんなにしっかり小説を読めるなんて、久しぶりだ、とこちらもニコニコ。
遠くを、遠近両用とか二重焦点ではなく、しっかりじっくり見たい、と仰って、
全面遠用にするなんて??よくあるのは、一本の眼鏡でかけ外ししない方が楽、と仰る方が多いのに、別々に二本・・・?
と思ったら、この患者さん、日本画家さんでした。どーりで!遠くをしっかり見たいはずだぁ・・・。
前から浦和地区には色々なお仕事の方がいらっしゃるんですが、何気なく検索したら、
鎌倉文士に浦和画家
という言葉あるようで、どうやら、関東大震災でも被害がほとんどなかった地盤のしっかりした大地で、上野にも出やすい事から、画家さんや小説家さんが多く住んでいらっるようです。
ナルホド・・・
この画家さんに限らず、また、私に限らず、当院のスタッフ一同、難しい処方にも全力で対応するよう頑張っています。
0.01単位
NIKONという創業百年以上ののカメラで有名なメーカー。
その光学的特性を眼鏡に取り入れたレンズ、これが凄いんです!!
眼科での検査単位は、0.25ステップなのですが、なんと、なんと、
0.01ステップ
で微調整が出来るんだそうです。
これは凄い。凄すぎます。
眼鏡店には、国内外のメーカーの様々な種類のレンズが用意してありますが、そこから、NIKONを選んでいただくと、本当に、パーフェクトに
オーターメイド
が可能です。
特に、乱視や強度近視等は、わずかな差で見え方が激変するので、超オススメです。
もちろん、全ての眼鏡店でこのような調整が可能ではなく、アイクリと連携している眼鏡店では、国家資格である「認定眼鏡士」が常駐しているので、フレームやレンズの選択、微調整、フィッティング、等々な相談をしてもらえるんです。
(ちなみにワタクシの眼鏡も連携眼鏡店さん製作)
毎日使う眼鏡ですから、ベストな装用をしたいですよね。
アイクリガーテンの夜景秋の気配です