コンタクトレンズ選び・・・主観と客観
ようやく、色々なメーカーの在庫不足が解消されてきました
。本当に迷惑な話でした。プンプン!!
ですよね。毎日使うものなので無いと困る患者さんが沢山いるのに、しらーっと欠品情報だけを送り付けて来るんですよ。もうね、私の知り合いも、バクハツ
してましたよ。欠品していたら、他のメーカーに変えざるを得ないのに、そっちも欠品してる、とか、もう地獄絵図。
シェア世界◎位を占める某有名メーカーなんて、なんと外来が終わりかけた夕方に欠品情報のFAXを送って来て、
「今日頂いた注文分は発送できなくなりました」
・・・舐めとんのか!!と私(事務長)の怒りを買ったのは言うまでもなく・・・あ、書いちゃった。
とまぁ、愚痴はこれくらいにして、他のメーカーも欠品は沢山ありましたが、ようやく落ち着いて来て、処方するにも注文するにも希望の光が見えてきたところです。
ところで、処方する時に患者さんはかなり迷っています。特にメーカーに拘りがない場合は、「どれがいいんですか」「おすすめはどれですか」と聞かれます。
これまで、色々なメーカーのレンズを扱ってきていますが、そりゃ、営業サイドは良い事を並べますよね。当然です。でも、私は鵜呑みにしたりしたくありません。本当にいいものだけを扱いたい。そう思っています。
勿論、コストのかかるものですから、安いもので良いんだ、と仰る患者さんもいますけど、何といっても、眼は脳の一部です。直接脳に係わるものなんだ、という意識を持って、1日コーヒー1杯分をコンタクトに掛けて頂きたいものです。
私自身は既に白内障の手術をしてしまったので、コンタクト生活とはサヨナラした眼鏡おばさんですが、我が娘にはしっかり遺伝していて、しかも片頭痛持ちなので、コンタクトオンリーです。なのでこの思いを込めて、アイクリでも扱いするレンズを決めています。
もちろん、遠近両用とか乱視とかも、ぶっちゃけ、私が「うんこれだっ」と思ったレンズだけを採用しています(当然、却下したレンズは数知れず、です)。
その為には、研究も欠かせません。視能訓練士仲間に探りを入れたり、問屋さんにあれこれ聞いたりして、アイクリ独自の㊙リストを作り、患者さんに説明しています。
「AとBとCの違いって何ですか」、って聞かれると、何らかの指標が必要になるじゃないですか。なので、そこに私の主観がなるべく入らないようにしているつもりですが・・・
でも、時々私に会いに来て下さる某メーカーの担当さんは、私の意見を会社に上げて、動画まで作って下さったんですよね。スバラシイ神対応!・・・実際その製品はとても良いレンズで、だからこそ、このままではもったいないって、担当さんに直談判しちゃったんですよ。もっとこうしたらどうですか、って。となると、その神対応の後は、自然にイチオシになっちゃったんですよね・・・
主観、入ってるかな・・・
(👆どのメーカーのレンズがソレなのか、アイクリ㊙リストを見れば判っちゃう💛)
一度処方すると、患者さんは当分の間、そのレンズを使うので、最初が肝心。なので、患者さんの要望にそった一番良いレンズを選ぶお手伝いの為に、私も頑張って、メーカー毎、レンズ毎の特徴、善し悪し等を研究していて、それをうちの若い視能訓練士たちが有しています。
いずれにしても、うちで扱っているレンズは、自信を持ってお勧めできる、目に優しい、性能の良いレンズばかりです。
安心してご相談下さいね。
学校検診 始まる!
五月に入りました。
妙に寒い日があったかと思うと、今日、明日は真夏日の予報です。また、暑い日がやって来るんですね・・・
夏といえば、プール! その前に、小学校や中学校では学校検診があり、そして、精検が必要な場合は眼科に行くように、と当院近隣の市立学校では、黄色い用紙を生徒に配っています。
そこで、考えたいのは、子供の眼鏡、です。
小さいのに、眼鏡はかわいそう。かけさせたくない。
そう思うご両親も多いです。まぁ、お気持ちは、解ります。私自身、ずーっと近視、しかも強度近視で、四年生から眼鏡、高校生からコンタクト生活でした。
でも、お子さんが、常時『ぼやーんとした視界』で生活しているって事、それ、お子さんにとって幸せなのでしょうか。
黒板、見えるから。
この言葉、私はけっこう嫌いです。
眼を細めて、やっと、やっと、なんとか見える。ぼやーっとした世界。脳に与える曖昧な刺激。
眼を細める、ということは、眼球や角膜を変形させ、乱視を助長させる、と言われています。眼を細めると焦点深度が深まり、弱主罫線が黄斑に届くので、まあ、見えるっちゃあ見える感じですが、根本的に近視や乱視が改善されているわけではありません。
日本近視学会でも、眼鏡で近視が進むわけではない、むしろ、ぼんやりした状況は近視を加速させる、とも言われています。
どうか、眼鏡、あるいはコンタクトレンズへの偏見を変えて、お子さんに、奇麗な世界、クリアな視界を見せてあげてください。
コンタクトレンズ 報道
最近、コンタクトレンズの欠品がテレビやヤフーのニュースになっています。確かに、欠品しているレンズがいくつもあります。困りますよね。
アイクリでも勿論毎日確認していますが、日々状況が変わるので、注文する時に、本当に困ります。
幸い、うちで扱っている主なレンズでの欠品は少ない方ですし、当日持ち帰り出来るレンズも今の所、大丈夫ですが、どうなるか先も読めません。
何故こんなに欠品があるかというと、レンズの工場が海外にあるメーカーだと、
①コロナで従業員が大量に自宅待機になってしまったり、
②何といっても、ウクライナ事件の為にロシア上空を空輸出来ないので、貨物スペースの確保が出来ない、
③自粛期間が長かったので、突然、皆が外に出るようになり生産が追い付かない・・・
などなどの理由のようです。とりあえず、欠品になった場合は、他のメーカーへの変更をお勧めしています。
そして、この春、数社のレンズメーカーが、材料・輸送コストの高騰の為に、価格改定する事が決まっています。
中でも、某超大手のメーカーは、かつてない程の値上げで、業界でもびっくりプライスに驚きの声が上がっている程です。私も実際、驚きました。
既に一部メーカーの仕入値段が上がっていますが、アイクリでは最終メーカーの仕入れ価格改定日(5月)に合わせ、料金体系を見直す事になります。
間もなく、皆さまへ新料金のご案内をさせていただくことになります。
よろしくお願いいたします。