日本人はなんにでもレッテル貼りをする人種だそうだ。思い当たることはないだろうか。
私が思うには、レッテル貼りがもたらすことは「考えやすいから」が安易な答えだと思う。
あの人は危険だ、信じられない、あそこの団体は危ないなど、これは食べると危険、実体験や噂を含めて、そう断定してしまえば、自分の中の心理とリンクして判断をするときに楽なのだ。
あの人はいつも挨拶してくれる。話しかけてくれる。いい感じの人だといった自分の体験をもって「イイ人レッテル」も危険だ。
なにか問題が起きると、「信じてたのに」「裏切られた」といった感情があらわになる。
人やモノであっても、直接話して触れて確かめて、その場の雰囲気、感じ、空気、いろいろな要素を踏まえて最後は直感でも、自分に確かなものを感じたならそれで良いと思う。
ただ、必ず念頭でも頭の隅っこにでも置いておいてほしいことはある。
それは、「完全も完璧もない」ということ。
それが冷静な判断をするときの良いスパイスになるのではないだろうか。