こんにちは。奈良田隆です。
今回はトルクメニスタンの「ダルヴァザ地獄の門」について書いていこうと思います。

 



出だしから不穏な雰囲気が漂いますが、ダルヴァザ地獄の門は、トルクメニスタンのアハル州、カクラム砂漠の中ほどにあります。
大きなクレーターは天然ガス田で、赤々と燃え盛る炎がまるで地獄の門のようです。

直径約70~90mある巨大な大穴で燃える炎や沸騰している泥を目の当たりにした地元住民が、「地獄の門」と名付けました。
ガスの埋蔵量は世界最大級とされていますが、どの程度あるのかはわかっていません。

1971年に地質学者がボーリング調査を行い、潤沢な天然ガスで満たされた洞窟を見つけました。
その後、採掘しようとした時に岩盤が崩れ落ち、可燃性の有毒ガスを発する巨大クレーターとなってしまったそう。
この有毒ガスを食い止めるため着火したそうですが、ガスが絶え間なく吹き出るため、それ以来45年以上にわたり炎が燃え続けているといいます。

それだけずっと燃えているのもすごいですし、あとどのくらい燃え続けるのかわからないという埋蔵量もすごいですよね。

焦げた大穴の壁面、積み重なる燃えた土。
クレーターの細部まで見たいという人は、明るい時間に地獄の門を訪れるのがいいでしょう。

しかし、地獄の門は夜になってこそ本領を発揮すると言ってもいいでしょう。
周りが暗くなるにつれ、地獄の門から放たれる炎の光が、大穴全体を浮かび上がらせます。

そのため、夜間になると巨大なクレーターを眺めて魅入っている、世界中から集まった観光客の姿があるそう。
ごうごうと唸りを上げて燃える炎を、この目で見てみたいですね。

また、地獄の門からそんなに離れていない場所に、ぽっかりともう1つ大きな穴が開いています。
その中には、青い水を湛えた洞窟があるそうです。

赤々と燃え続ける大穴に対して、青い水の静寂な大穴という対照的な姿です。
キラキラと光る水面に、透明度の高い水。

砂漠の真ん中で出会える静と動という感じですね。
泳いだりすることはできませんが、地獄の門の後に訪れてみたいです。

トルクメニスタンを含む中央アジアでは、ピラフ、ケバブ、ヨーグルトなどの発祥の地とされており、日本人にもなじみ深い料理が食卓に並びます。
日本人でも食べやすい料理がたくさんあるのは嬉しいですね。

大きな街では屋台グルメも充実しているそうで、グルメも楽しめそうです。