こんにちは。奈良田隆です。
スペインの「グエル公園」について書いていこうと思います。



ヨーロッパ旅行へ行かれる方の中には芸術を楽しむ旅をされる方も多いようです。
そんな方におすすめなのがスペイン・バルセロナのグエル公園です。

スペイン・バルセロナのグエル公園は、公園全体が一大アート作品と化した非日常のアート空間として観光客に大変人気のあるスポットです。
公園自体のアート性のみならず、グエル公園はバルセロナを一望することのできる唯一無二のスポットであることからも人気を呼んでいます。

このグエル公園は1900年から1914年の4年間の間にかけてガウディとグエル伯爵が夢見て造った英国風の庭園式住宅地と言われています。
現在、観光客はもちろんのこと、バルセロナ市民の憩いの場となっているグエル公園。
ガウディが晩年を過ごした家は公園内でガウディ博物館として残っています。

元々、このグエル公園は公園として建築されたものではなく、学校や市場など市民の生活の場と芸術が共存した60軒からなるブルジョア向け新興住宅街になる場所だったようです。
しかし、交通手段がない・許可なく木の伐採ができない・敷地面積の6分の1しか建物を建てられないなど予想外の規制があり、住宅も60軒のうちわずか2軒しか売れないという事態となったようです。

このような予想外の事態が立て続き、資金面の問題にもやがて直面し、建設工事は中断を余儀なくされることとなりました。
その後、この土地は公園として工事を続ける運びとなりましたが、グエル伯爵が1918年に亡くなるとこちらも断念されることとなりました。

その後、この土地はバルセロナ支庁が買い取り、1922年にようやく公園としてオープンすることになったようです。
当初は無料だった公園も2013年頃から入園料7ユーロの料金を取るようになり、美しい公園を維持しています。

本来は公園になる予定ではなかったガウディとグエル伯爵が夢見た夢の跡地。
形は異なりますが、公園として広く公開されバルセロナ市民はもちろん、世界中の観光客に憩いと喜びを与える場所となっています。

その公園内のアート感覚は近年InstagramなどSNS隆盛も手伝って「どこから撮ってもフォトジェニック!」と話題を呼び、更なる人気スポットとなっているようです。
グエル公園はどこを見渡しても非日常の空間で、まるでテーマパークにでも来たような感覚になることでしょう。

バルセロナのシンボルとされるトカゲの噴水やバルセロナ市内を一望できるギリシャ公園、世界一長いと認定されているカラフルなモザイク装飾が美しい波打つベンチなど見所はたくさんあります。
テーマパーク感覚で訪れてもきっと楽しいことでしょう。