仮説:良口と悪口 Version 2
これは仮説ですが、悪口って人を自分より下に見るような効果があるのではないかと考えるようになっています。言い方を変えると、人を下に見て自分を棚に上げてしまっている。ですから、人を見下して、あたかも自分が優位に立っているかのような錯覚に陥ってしまいます。この仮説が正しければ、悪口を言う当の本人は気分が良くなってしまって、ついつい次から次へと口に出してしまっているのではないかと考察しています。ですから結果的に少しずつ勘違いをしてしまっていて、気が付いたら自分の方が上だと思い込んでしまってゆく。また、この仮説に仮説を立ててお話を進めると、悪口の反対の良口(いいくち)、良く言った場合は、どうなるんだろう?と仮説を立てて考えてみました。人を良く言う良口は、上記に立てた仮説をそのまま反対に捉えれば、人を自分より上に見るような効果があるのかもしれません。言い方を変えると、人を上に見て自分より優れていると思ってしまう?これは今はまだ仮説の範囲を超えていませんが、あたかも自分が劣位に立ってしまっているかのような錯覚に陥ってしまうから、心地良いとは思えずに口に出しにくくなってしまっている可能性もあるのではないかと仮説を立てました。ですから、少しずつ勘違いをしてしまって、自分の方が下だと思い込んでしまっている可能性もあるのかもしれないなぁと考えています。ですから、口には出しにくいのかもしれません。しかし、面白いことに、この仮説の本人が感じている感覚は、客観的には大いにズレてしまっています。悪口を言っている人の方が、客観的には心地好く思われないのに対して、良口を言っている人の方が客観的には心地好く思われる傾向があります。この話の面白いところは、当の本人は逆に感じてしまっているところです。何が言いたいのかと言うと、人を見下して人を下に見てしまっていると、自然と人を悪く言うようになってしまい損することが多くなります。また反対に、人を見上げて上に見てゆくことが出来るようになってゆくと、自然と人を良く言うようになってゆき得することが多くなります。しかし、前述した仮説の影響によって、人はなかな人を良く言えません。それよりも、むしろ、人を悪く言うことに徹してしまっている。これをいつか自分自身で解決できたら幸せだなぁと今は考えています。