最終回は、ナースのプライベートについてお伝えします。
中野さんはどのように語るのか?
ナースは堅実でお金を持っている、というイメージがありますが、
あなたはどう思いますか?
[ナースのお財布事情]
「はっきりいって、ナースのお給料は“良い”です。
私の場合、看護学校卒で就職して、1年目で普通に
手取りは21~22万円はありました。ボーナスを入れて、
年収400万円弱です。今、私は30代前半、周りの
同い年のナースの平均年収を聞いてみると、
大体550万円くらいでしょうか。彼女たちは、
夜勤があったり、都内の病院に勤めているから、
全国平均に比べるとやや上だと思います」
そうした状況では、転職や結婚へ二の足を踏む
ことになることは想像に難くありません。
実際、中野さんはこう告白しています。
「私だって転職も退職も考えたことはあります。
夢は結婚退職。なんて思っていた時期もありました。
でも、それを阻むひとつの壁がこの“収入”」
友人とも話していて「やはり、生活レベル落と
せないよね・・・・・・」
ただそうした現状に満足している一方で、複雑な
女心を吐露しています。
「私たちは、20代のうちは同世代に比べても給料が
いいかもしれませんが、普通の会社に勤める男性の方が、
年齢を経たときの収入は上になります。私も30歳を超え
てから、逆転されはじめています。そう思うと
“やっぱり結婚したいな~”なんて考えちゃったり
するんですけどね。
現金なものです(笑)」
ナースはいろいろな患者に接しなければならないし、
患者の家族や医師とのコミュニケーションでストレスを
溜めているはずです。
ストレス解消のために何をしているのか興味がありますね。
また、私たちもストレスを強いられる毎日を過ごしています
ので、参考になるかもしれません。
[ナースのストレス解消法]
1 旅行
「旅行が趣味というナース、多いです。かくいう私もその
ひとり。お給料を貯めては、年に数回は海外に行くのが
楽しみ&ストレス解消。おかげでお金が貯まりません・・・・‥」
ナースだけではなく、OLも旅行が好きですね!
2 エステ
「例えば全身脱毛や痩身をした場合って、とんでもない金額が
かかるんです。それこそウン十万~100万円くらいの。
でも、そこそこ稼いでいるナースたち、ついついはまって
しまうんですね。普段人のお世話をしている側だから、
“お世話される側”っていうのがストレス解消になるのかも
しれません」
この点も普通のOLと感覚的に近いですね。
3 買い物
「働く女の王道パターンです。ボーナスとかでがっつり
お金が入ると、“自分へのご褒美”でブランド品を買いたく
なってしまうのが女心。ヴィトン、エルメス、シャネル・・・・・。
派手なアクセサリーは普段付けられないから、バッグを買う
人が多いかな」
この点でもOLと同様ですが、1つ違いがあります。
それは、ナースは平日に休むことが可能なため、混雑した
土日休日を避けて、じっくり店を見て回ることができるのです。
4 オトコ
「女として生まれた以上、恋愛は常にしていたいものです。
時々、ストレスを男遊びで発散しているんだろうな~って
いう人を見かけます。(中略)女子力が高いタイプっていうん
ですか? 合コンとか飲み会になると、フットワーク軽く
参加してる人。そういうタイプは、医者をゲットする率も
高いのです(笑)」
この点もOLと変わりませんね。
自分から積極的に男性をアタックする女性は同性からは
嫌がられますが、異性から見てその女性がタイプであれば
嬉しいですからね。
ナースもあなたに身近にいるOLも感覚的には同様なんですね。
ただ、ナース服は「戦闘服」だとも書いていますので、ナースは
サバサバした人が多いらしいです。
この他にも興味深い話がたくさんありますが、もっと知りたい方は
本書をお求めください。
きっと一気に読めてしまいますよ!
いかがでしたでしょうか?
著者以外の現役の看護師さんからのコメントがあれば嬉しいですが。
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ナース裏物語―白衣の天使たちのホンネ (文春文庫)