ご存知の通り、藤田晋さんはアメブロをはじめとするメディア事業、
広告代理事業、ソーシャルゲーム事業等を運営するサイバーエージェント
の代表取締役社長です。
当時、史上最年少(24歳)で東証マザーズに上場した経営者です。
この本を読む前に、ジャパニーズ・ドリーム―26歳上場企業社長のe革名宣言!
渋谷ではたらく社長の告白 (幻冬舎文庫)
あるいは藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー
さらに、憂鬱でなければ、仕事じゃない
起業家 藤田 晋 幻冬舎
持ち前の不屈の精神と不退転の決意で事業を成長軌道に乗せ、
社長としても人間としても成長し続ける姿を描いています。
私事ですが、数年前、わずか10カ月間ですが、小さな会社の社長に
就いていたことがあります。
社員数は数人の会社でしたが、事業を存続させることがいかに
大変なことか痛感しました。他の人に相談しても、最終的には
社長が決断し、全責任を負わなくてはならないのです。
藤田さんはグループ企業を含め、2300人を超える社員を
抱える社長です。その苦悩と孤独感は私の想像を絶するもの
でした。
私は「自分ブランド力」の強化に取り組んでいます。
名前と顔を覚えてもらうことが第一ですが、どんなに小さなことでも
実績を残さなければ、「自分ブランド力」を高めることはできません。
そのための一環としてブログに取り組んでいます。
話は戻りますが、起業家 藤田 晋 幻冬舎
次のようなことが書かれていました。
個人ではなく、企業についての事柄ですが、
個人にとっても参考になるはずです。
代表的なブランドを持っていないということは、一つ一つの小さな
メディアが頑張ってもその足し算にしかなりません。ブランド力で
シナジー効果を生み出し掛け算で会社を成長させるために、我々には
代表的なブランドのメディアが必要でした。(P.27)
このブランドは、もうお分かりの通り、アメーバ事業だったのです。
アメーバ事業に藤田社長自らが旗振り役になり、経営資源を集中
していったのです。特に、技術力の強化のため技術系社員を大幅
増員しました。こうした取り組みが功を奏し、現在があるのです。
サイバーエージェントのビジョンは「21世紀を代表する会社を
創ること」ですが、私は藤田社長に「21世紀を代表する経営者に
なっていただきたい」と願っています。
起業家 藤田 晋 幻冬舎
これから起業しようとする、あるいは自分の生き方に悩む
20~30代の若い人はもとより、中堅社員や経営者として
活躍されている40~60代の方々にもぜひ一読していただきたい
本です。
記事が面白かったら
ポチッとして下さい。

私の書棚