色々な不思議な話や不思議体験の話を聞く機会がありますけど 、その中でも、知り合いの女性、和子さんが高校生の頃、体験した実話です。
ある街で大型スーパーが、火災になり大惨事となり150人以上の死者と負傷者を多数出しました。話は、ここからです。
その火災の翌朝、圭子さん（仮名）は、いつもの通学電車を降りてホームで、学校に一緒に行く友達の電車が来るのを待っていました。すぐ後ろにいつも同級生の和子さん（仮名）と待ちあわせる千恵子さんがいたので、「千恵子さん、今日は、少し電車が遅れてるみたいだよ」と声をかけました。しかし、千恵子さんのようすが少し変だなぁと思いました。千恵子さんの顔が何か暗めの顔色だったそうです。でも、嬉しそうにニコッと笑った千恵子さんの仕草がとても可愛かったそうです。
そして、待っていた電車がホームに着いて、和子さんが降りて来たので、圭子さんが後ろを振り向いたら千恵子さんが、今、いたのにいない「あれ！いない？」と思いましたが、千恵子さんは先に学校に行ってしまったのかな？と思いました。
しかし、学校に着いてビックリする事を同級生から聞かされたのです。駅のホームで見かけた千恵子さんが、実は昨日の大型スーパーの火災で亡くなっていた事を知らされ驚きました。その後、圭子さんは、気が狂ったようになってしまいました。30年経った今でも圭子さんは、精神的に完全には立ち直っていないそうです。
こんな事もあるのですね！色々な体験の話は、ありますが私はこの話は真実味のある霊現象の話だと思いました。
このような科学的判断では割り切れない不思議な話もあるんです。
私の知り合いの和子さんは、つい3日前にその圭子さんと30年ぶりに会ったそうです。当時からすると、圭子さんは精神的には安定して来て普通に戻っているみたいとの事でした。和子さんに、私は「この体験話を圭子さんに聞いてみた？」と尋ねたら「あまりこの話はしないのよ圭子さんの事を考えるとそっとして おきたいんです。」との事でした。
私は、和子さんとその後会った時も、この話を再確認したら、その火災のあった当時は、圭子さんとは直接のお友達付き合いはなかったそうで、その後、この話を通じて知り合ったて、友達になったそうです。
いつも亡くなった千恵子さんと駅のホームで待ち合わせの時に圭子さんも他の友達と同じ同じホームで待ち合わせをしていたそうです。だから、当時は圭子さんの精神的なショツクがひどく、いくぶん圭子さんが落ち着いた頃、和子さんが圭子さんと話をして友達になったそうです。和子さんの乗った電車が遅れてるので千恵子さんに「電車が遅れてるみたいよ」と声をかけたそのとき、それは何とも言えない可愛らしい笑顔で嬉しそうにニコリと笑った顔が、すごく印象的だったと、彼女は和子さんに、話をしたそうです。でも、顔が少し暗く顔の半分がススけた感じがしたので「あれ！何で ？でも、顔色が悪いねとか言えない」と思ったとの事でした。
和子さんは言ってました。「毎日、千恵子とは一緒に学校に行くのでホームで待ち合わせて学校まで行っていたから千恵子は、死んでも、いつも通り私の事を駅のホームで待っててくれたんだと思ったら嬉しかったとぁ！」と和子さんは言いました。
実は和子さんは、千恵子さんが火災で亡くなった事を、その前日の夜に、千恵子さんのお姉さんから電話があって知っていたそうです。圭子さんは、その大型スーパー火災で千恵子さんが犠牲にたった事は、全く知らなかったので、その出来事は、かなりのショックで、当時は大変な状況で精神的にも、参ってしまって学校も休んでいたとの事でした。その後、圭子さんが少し落ち着いてから話したそうですが「霊感とかは全く私には無いのよ」と言ってたそうです。
和子さんは千恵子さんの生前、冗談で「千恵子、例えば、あんた死んだ時には、私は、怖がりだから幽霊になって出て来ないでよね！」って言ったばかりの直後の出来事だったそうです。和子さんは「千恵子は死んでも、私の事を駅のホームで、待っててくれたんだと、そう思うと嬉しい」と涙を流してこの話をしてくれました。
亡くなった人が、霊として生きている人に、見えるようになる為には、かなりのエネルギーとパワー、そして強い思念がないと完全な生きた人の様な具現化した人の姿として現れる事は、簡単な事ではないと言う話を聞いた事が有ります。千恵子さんの友達を毎日、電車の着くホームで待ち合わせて一緒に通学すると言う思いが、とても楽しい思いがあったのでしょうね。
実際に、あった若くして突然の災害にあって亡くなった女学生のとても悲しい出来事であり、本当に起こった不思議なお話です。
（お断り : 個人名、地域などが特定出来ないように、全て変更しています。）
