連休も明け、境町トレーニングセンター競馬開催のため、運営実績作りの第1弾として、ミニ場外を東京に作るべく、霞ヶ関の農林水産省生産局畜産部競馬監督課へ相談に行って参りました。

 地方版担当の課長補佐・田中氏にいろいろと親切にご指導いただきました。お話しの中では、今年の1月より、主宰者から委託を受け、民間での馬券販売が可能となったが、今のところ、未だひとつもないと言うことでした。

 私の方から、「高崎競馬場あとにオープンした場外馬券売り場は、そうでは、ないのですか?」と質問したところ。「そう言えばそうですね。」とのお答えが帰ってきました。農林水産省の特殊法人である地全協等々の全額出資であるため、民間と言うイメージが湧かなかったのでは、ないかと思います。

 行政改革をおし進める中、規制緩和する法律に基づいたものである以上、いわゆる純然たる私人にも広く門戸が開かれるべきだと考えております。ミニ場外馬券場を実現するためには、第一に主催者との話し合い、そのほかにも管轄の警察署、地域住民町内会・商店会などの合意を取り付けることが必要というご説明をいただきました。 

 

 また、非常に驚いたのは、高崎本場跡地にて『日本レーシングサービス』と言う会社が請け負っている馬券販売手数料が競馬主催者間の手数料(13~15%)と、なんと同じだと言うのです。

 控除率の25%の半分以上が販売手数料だと言うことになります。主催者側の方が圧倒的にコストがかかるはずなので、とっても不思議な気がします。ただ、今回我々は、ミニ場外馬券場を作る側ですから、とても信じられないくらいありがたい分配です。これだけのビジネスにかなりの民間企業がエントリーしているだろうと思っておりましたが、他に相談に来た方は、全くいらっしゃらないということで、これも驚きでした。

 馬券を売って、危機に瀕した多くの地方競馬場に少しでもお役に立てればと、第一号店は、JRA浅草場外馬券場の目の前で、20坪ちょっとのミニ場外馬券場をつくろうと思います。地方競馬の将来を案じている競馬ファンの皆様方の応援をよろしくお願いいたします。