こそこそ宝塚歌劇団

こそこそ宝塚歌劇団

宝塚への思いを綴っていきたいと思います。
全てのタカラジェンヌさんが好きです!
7年間の潜伏期間を経て、令和の宝塚観察をのんびりやっていこうと思います。
※記事内ではジェンヌさんの敬称がコロコロ変わったり省略したりすることがあります。ご了承ください。

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思い立ったら観劇出来ていた数年前とは状況が違い、観劇という行為から遠ざかっていたのですが、今回、ひょんなことから宝塚大劇場に行ってきました!

 

最後に劇場に行く予定だったのは花組大劇場公演「はいからさんが通る」。最初にコロナで中止になった公演で、遠方から観に行くため公演チケットだけでなく交通の手配も済んでいたのに断念せざるを得なかった。

 

そういう背景もあり、今回はあの空間にいられる事自体に感動しました。当たり前のように観劇できていた時は、文句を言ってみたりケチをつけてみたりしながら楽しんでいたのですが、おかげさまで初心に戻りました。咲奈ちゃんがスポットライト浴びて登場した時涙流れましたもん。笑

関西および東京に住んでいる人は是非この初心に戻ってほしい。感動の押し売り。

 

この公演を目指して何かの準備をしていたわけではなく、オペラグラスも予習もなしで突撃、そしてB席だったのでかなりフラットな感想です。

 

 

夢介千両みやげは宝塚の舞台としては地味な部類だと思いますが、ハートフルな芝居で気楽に楽しめました。桜の時期にぴったりの楽しい公演です。全てをお金で解決するのがお人好しというのかは謎だし、じゃあお金がない人はどうすればいいの?というのも謎ですが、最後には「今回ばかりはお金では解決しない!!」みたいな展開になっていたし、そのへんの美学は原作ではもっと描きこまれていたのだろうと察します。

 

 

彩風咲奈演じる夢介に関わると、凍てついた心が溶けて大切な心を取り戻し、皆夢介のことを好きになるという話でしたが、私もお金にとらわれ心が荒んでいた時期でもあったので、夢介に救われたような気がします。世の中はギブアンドテイクで成り立っているけれど、夢介はギブアンドギブで生きている。まあ現実はギブアンドギブばかりだと搾取されしんどくなっていくこともありますが、夢介のようにせめて精神だけは豊かでいたいなと思いました。

ところで、夢介は何度も「牛のようにぼーっとしている」と言われていましたが、咲奈ちゃん自身がプライベートではぼーっとしている人だという話を聞いていたので笑ってしまいました。石田先生、、狙ったんですか?

 

 

朝月希和演じるお銀も比較的地味なヒロインでしたが心意気が気持ちよかったです。宝塚のヒロイン像にありがちな、ひたすら健気ではかなく、男に愛されるも男に翻弄され、さめざめと運命を受け入れるタイプの女性ではなく、お銀は、自分の運命は自分で変える行動力を持った気性の激しい勝気な女性。でも、「私は私だから」と変化を放棄するわけではなく、夢介に見合うようになるべくできることを必死に考える努力家の一面もある。見合うようにというのも、男性の好みや要望に染まるという方向ではなく、人として、道徳心の面で、尊敬する夢介に見合うような人間としての成長の方向性なので、観ていて自然と応援したくなるヒロインでした。

 

 

朝美絢演じる総太郎もいい味出してました。

先述した通りオペラなしのB席観劇だったので、ぶっちゃけ顔なんか見えない、誰が誰だかわからない状態だったのですが、アーサーだけはよく分かりましたね〜。派手顔は得ですね。「なんせこの顔、この器量 by総太郎」だもんね。ぴったりでウケるし、そのくせ一部女性からはゴリゴリに嫌われているのもキャラとしてバランス取れていて◎。現代の価値観だと総叩きに合いそうなどうしようもないろくでなしキャラを明るく嫌味なく演じていたと思います。

ところで今回「宝塚いけるわ!お、今は雪組や!咲奈ちゃんと希和ちゃんやな!」のノリで突撃したので、雪組にアーサーがいてまたサプライズ感をいただきまたお得な気持ちになりました。嬉しい気持ちは何度あってもいいことだけど、同じことで何度も喜ぶ健忘症な自分が心配。

 

 

長くなりそうなので一旦ここで締めます。

 

 

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