私は男女混声コーラスのシルバーオークスで歌って居ます。

メンバーは女性40人、男性10人です。

シルバーオークスは4年前に20周年記念を祝いました。

来年は、25周年記念です。現在その記念祭に向かって頑張って居ます。

 

現在は、目前に迫った11月3日の文化祭に向けて月に2回練習をしています。

今年は「鈴懸の径」と「小雨降る道」を歌います。

 

ここで、「鈴懸の径」について少し解説をして見ましょう。

 

友と語らん           やさしの小鈴                  

鈴懸の径            葉かげに鳴れば

通いなれたる          夢はかえるよ

学舎の街            鈴懸の径

                 (全歌詞くりかえし)

 

ビクター・昭和17年2月 歌/灰田勝彦

 

昭和16年12月8日、太平洋戦争に突入しました。

学校制度も「国民学校」に変わり、軍国色一色になっていく中、17年

「空の神兵」「戦友の遺骨を抱いて」「バタビアの夜は更けて」

と言った戦時歌謡が多くなっていきました。

しかし一方では、「ラジオ歌謡」の前身である番組「国民合唱」からは、

「朝だ元気で」「新雪」「春の歌」など美しいメロデイーも多く生まれて居ます。

その中の一つが「鈴懸の径」です。

 

灰田勝彦のハワイアンで鍛えた甘い歌声は、ヨーデルを使った

「アルプスの牧場」などのヒット曲を生んで居ます。

 

「鈴懸の径」はちょっと哀しいキャンパス・ソング

作詞は佐伯孝夫さん 作曲は灰田勝彦さんのお兄さん、晴彦さん。

戦争のさなか、昭和15年の作品です。”鈴木章冶とリズム・エース”

のスイングにアレンジされた演奏でもおなじみです。

 

学生街のプラタナスの道を、肩並べ歩いた仲間たち。時が流れ、鈴懸が実る

頃には、今もあの日々がよみがえる・・・。それだけの歌詞ですが、永遠の生命を

持ったキャンパス・ソングだと思います。

灰田さんの母校・立教大学のキャンパスには「鈴懸の径」の歌碑があるそうですが、

今の学生たちは、この歌や先輩たちのエピソードを知っているでしょうか。