なんだか、薬がネットで買えなくなる方向で法規制が進んでいるみたいですね。


最近、コンビニとかでも買えるようになった、風邪薬とかですが、ネットではこれまで買えたのに、買えなくなるようです。風邪薬だけでなく、バファリンのような解熱鎮痛剤とか、痔の薬とか、妊娠検査薬も買えなくするべく、厚生労働省は、政令を出そうとしてるみたい。


さすがに、ネット通販大手のケンコーコム さんは、パブリックコメントを出したり、皆に出すように促していますが 、これも、例のこんにゃくゼリーみたいな話ですな。


行き過ぎた(と思われている)、規制緩和へのゆり戻しとしての規制強化の流れ。


これにつきると思います。

まあ、コンビニで日本語がたどたどしい外国人のバイトのお兄ちゃんが対面だから、薬売ってもいいけど、ネットはだめってのはねぇ。ちょっとおかしいと思うので、厚生労働省にパブリックコメント送ったほうがいいですね。

たしかに困る人いっぱいいそうだもん。


実は、年金の話の次には健康保険のこと書こうとおもって準備してたんだけど、風邪薬とかはネットで売ってるけど、海外ではネットやら処方箋なしで買える、風邪薬くらいの副作用極小の薬が、日本では、処方箋ないと買えなかったりするのが、医療費が高止まりしている一つの原因って指摘しようと思ってた。


まさに、この流れです。

まあ、海外のサイトで個人輸入はできるんだけど、コストと時間がね。

ケンコーコム さんははやくて楽だよね。


同じような事例でコンタクトレンズがありますね。


コンタクトレンズも日本では通販で買う場合は処方箋必要ですが、海外では要らない国が多いです。要らない国に本拠地を置いて、日本向けに携帯とかでコンタクト通販している会社も繁盛してるみたいです。


日本の対面販売のコンタクト屋さんは、隣に眼科があって、そこで処方箋貰って買う仕組みになっていますが、あれって、専門の眼科医でないことがほとんどだって、知っていましたか?


医師免許もってりゃ、たしかにどんな病気の診断もできるので、コンタクトもそういうことで、バイトの研修医とかがやっているケースすらあります。


そんな医者に貰った処方箋があるのとないので、どれだけ差があることでしょうか?


たしかに、度のついていないカラーコンタクトで失明事故が起きたりはしていますが、最初に目の検査をしてもらってから、同じ度数のコンタクトを買うのは、処方箋なしでもいい人は沢山いるのではないでしょうかね。普通のコンタクトレンズは、大手メーカーの寡占状態ですから、そこの製品を売る分には大きなトラブルになることはまずないでしょう。


こんにゃくゼリーの時に書きましたが、やっぱりネット業界は政治的圧力をかける能力がゼロだね。ガーン

だから、こういう規制をしれっと、やられるんです。


追記:年金制度は、若年人口は増加しているとき、支払いまでの猶予期間に巨額の資金が貯まり、それを運用できるということが一番の目的だったと思いますね(コメントにあるとおり、最初は戦費確保ということで、承認されたのでしょう)。


国会に予算案をだして、いちいち文句言われるよりも、年金基金の運用と称してバラマキや、天下り先の確保をしたほうが、官僚にとってはやり易いし、先輩や仲間の老後の不安も解消できる。ま、損をするのは不安を煽られた国民ですが。


結局、現在は年金納めてなかった人も生活保護である程度は救済されるわけですから、不公平といえば不公平ですよね。年金基金がなくなると、ハコモノも今までみたいにつくれなくなるし、官僚の天下り先もなくなりますから、ハコモノ請負業界の人たちや、官僚の人たちは困ることになりますがね・・・。


ま、結局は誰が得するのか、って話。民主主義の政治なんて、そんなもんです。

だから、結論、自分のエゴをある程度は、貫きましょう。そのほうが得です。もちろん、節度を持ってですが。


追記2:コンタクト通販で処方箋が必要なのも、処方箋が必要ない薬の範囲がなかなか広まらないのも、おそらく医師会の圧力があるからだと思います。まあ、当然です。医師会は医師の利益の代表なわけですから。


それに選挙経験してわかりましたが、医師会の支持はやっぱりでかいんです。次回総選挙でどっかの県の医師会が民主党支持を打ち出したりしてましたが、自民党には相当の痛手でしょうね。


でも、格安コンタクト業者はたくましいです。実質併設の眼科に金をだして経営し、専門の眼科医ではなく、バイトの研修医やとって原価を下げ、処方箋でも利益を(おそらく)出しています。その分コンタクトの値段を下げられますもんね。