『大阪 北区のビルに入るクリニックが放火され、25人が死亡した事件で、容疑者はガソリンの入った2つの袋を持ち込み、1つを燃え上がらせたあと、もう1つを非常階段に通じる扉付近に投げつけていたことがわかりました。
クリニックの中に設置された防犯カメラをさらに調べたところ、谷本容疑者はガソリン入りの容器が入った2つの紙袋を持ち込み、1つを傾けてガソリンを床に出して燃え上がらせたあと、もう1つを非常階段に通じる扉付近に投げつけていたことがわかりました。』NHK
『事件前日と当日にそれぞれ一つの紙袋を自転車で運ぶ姿が、共同通信が入手した複数の防犯カメラ映像に写っていたことが25日、分かった。ガソリンが入ったポリタンクをしのばせ、2日に分け現場に運んだ可能性もある。』共同
『大阪市北区の心療内科「西梅田こころとからだのクリニック」で起きた放火殺人事件で、職業不詳の谷本盛雄容疑者(61)が先月下旬、ガソリン約10リットルをガソリンスタンド(GS)で購入していたことが捜査関係者への取材でわかった。』読売
・・・非常階段へ通じる扉へも、ガソリンが入った容器を投げつけて退路を塞いでいる。
①ガソリン販売規制を厳しくするのは反対。
私はバイク用にガソリンを携行缶で買っている。
バイクでGSまで行って給油すれば良いのだろうが、トラブルを避けるためなるべくGSには近づきたくない。
セフルGSではガソリンを携行缶で買えない。
仕方ないので、携行缶でガソリンを買うときだけ対面販売のGSで買っている。
だが、20リットルしか売ってくれない。
とはいえ、一度買えばしばらく持つので、十分ではある。
ガソリンをいくらか備蓄しているのは災害対策でもある。
311の時がガソリン供給が細って、大変な事になった。
で、ガソリン放火事件があったからといって、ガソリン販売規制を厳しくするのは反対である。
いくら厳しく規制しても、車に給油したガソリンを抜き取れるので殆ど無駄である。
むしろ、規制を厳しくすることによる産業停滞に伴う不利益を考慮すべきである。
移動手段を複数確保しておきたいので、電動アシスト自転車を中古で買って併用している。
電動アシストが効くことにより、ギアを3速に入れっぱなしで、切り替えなくて運用できるので便利である。
②今回の事件と京アニ事件の比較
谷本容疑者は現場は10リットルのガソリンを持ち込んだ模様である。
2日に分けているで、ひょっとしたら、10リットル×2かもしれない。
京アニ事件では青葉容疑者は第一スタジオから30mぐらい離れた側溝フェンスに携行缶を2つおいて、バケツに入れ替えて現場に赴いている。
バケツの大きさからして7リットルぐらいであろう。
私は実際に携行缶とバケツを置いて比較してみた。
いわゆるペール缶みたいなバケツなら10数リットルは注げるが、青葉のバケツでは7リットルがせいぜいである。
しばらくしてから、バケツ2杯を持ち込んだという報道に切り替わった。
ショルダーバックに大ナタなど凶器を5本も持ち込んでいるので、ガソリンをなみなみと注いだバケツ2杯を両手に持って第一スタジオに行くのは難しいだろう。
また、青葉は1階入口でガソリンを撒いたが、600平方メートルもある建物が長時間に渡って燃え続けた。
床は壁材に無垢材をしようしていたようだ。床と壁の模様が同じなので、おそらく無垢材である。
床材に使える無垢材は硬質で意外と燃えづらい。
現在は彩色はデジタル化されているので、セルもなかったようである。
ちなみに、大阪のクリニックは4階と消火しずらい場所ではあったが、比較的短時間で消火されている。
当初、報道では内部社員68人+外部の人6人の合計74人という報道だったが、かなり経ってから外部6人の報道は消えた。
アニメーションDoの社員ではないかとの憶測もでたが、実質子会社の社員を外部の人とは言わないと思う。
消えた6人が誰だったのか。
当日ミヤネ屋報道では近所の人の話では、「2階から出火した」「複数回爆発音が聞こえた」となっている。
青葉以外にも犯人が居た可能性は高い。
今回の大阪のクリニック放火事件をもってして、京アニの青葉単独犯行説を補強するような言説が出てくると思うが、むしろ逆ではないか。